キウイXのつぶやき

今はスーパー戦隊関連、特にルパパト関連の呟きその他をまとめたり考察したりしてます。ルパパトのノエルのスピンオフについて二言目にはしつこく要望してます。

ルパパト: 叶わなかった場面~圭一郎からビークルを借りるノエル~

ルパパトにはノエル関係で見たかったけど叶わなかった場面がいくつもある。

今回はそういう場面の1つを拙いけれど妄想してツイッターで呟いたものに、文字数制限外れたところで少し手を加えてみた。

50話の、ノエルが圭一郎を呼び出したシーンの続き

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圭一郎: 頼みとはなんだ?

ノエル: バイクとクレーンを貸して欲しい。

圭一郎: 快盗の為か?

ノエル: ザミーゴを封じる秘策に必要なんだ。

圭一郎: (即答)わかった。

ノエル:・・・メルシー。でもいいのかい?君たちは初期装備だけでドグラニオと戦わなきゃならなくなるんだよ?

圭一郎: ・・・今朝魁利くんに会った。その時俺は「君たちを助けられないなら警察をやめる」と言った。

ノエル: 圭一郎くん・・・

圭一郎: だがやめられなかった。街を守るために、怪我をした魁利くんを独りで行かせてしまったんだ。

 でもこれを渡せば俺たちも少しは魁利くんたちの助けになれるんだな?二つだけでいいのか?もっと-・・・

ノエル: これで十分だよ、圭一郎くん。それ以上はいけない。

圭一郎: ・・・ノエル、俺は初めてお前の気持ちがわかった気がする。警察をやめられない自分を魁利くんに見透かされた時、俺たちに何を言われても快盗でも警察でもあり続けられたお前を、羨ましいと思った。

ノエル: (苦笑)僕はずっと君たちが羨ましかったよ。どこまでもまっすぐな警察官の君たちがね。

どちらでもあるってことは結局、どちらにもなりきれないんだ。

おまけにいつもどちらかを傷つけて。今だって快盗のために警察の君たちを危険に・・・

圭一郎: 俺たちは魁利くんたちの苦しみにずっと気付いてやれなかった。

でもお前がずっと彼らに寄り添ってくれていた。

お前が魁利くんたちと同じ快盗であることも、俺たちと同じ警察官でもあることも、今はありがたく思う。

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頑張ってる人達には報われて欲しいと思う。

だから、頑張ってたルパパトがギャラクシー賞とったのは嬉しかった。

だけどノエルさんもすっごい頑張ってたと思うからやっぱり報われてるところが見たかった。

報われたっていうのは

 

①ノエルがコレクションを全部集めてアルセーヌを取り戻す。

②コレクションを集めてもアルセーヌを取り戻せなかったけど新しい道に踏み出せる。

③コレクションコンプまでたどり着けなくても誰かがこれまでのノエルの苦労を労う。

出来れば警察がノエルとルパン家との関係を知った上で。

 

たぶん私、本編でこの中のどれか一つでも叶えば、普通に成仏出来てたと思う。

あくまでも本編で。舞台でそれに準ずる場面があったとしても私はそれじゃダメ。

 

「一番茨の道を歩いていた」ってのはスタッフさんもインタビューで認めてるほどだったのに、まさか③すら叶わないとはホント思ってなくて、未だにもやもやした気持ちを引きずった記事を繰り返して、かなり地縛霊状態(汗)。

じゃあ、その未練がどういうものか、例えば何を見たかったのか、そんな場面の一つを形にしてみたのがこれ。

 

ルパパトは最近の戦隊としては最長の51話でも、終盤駆け足になった部分は否めなかったと思う。

限られた尺の中で、どのシーンをドラマに使い、どの場面を省略するか。

最優先されるべきはやっぱりダブルレッド、次に快盗と警察の葛藤と交流。

ノエルの場面は残念だけどそれより低かった。がっつりアピールされたのは、快盗と警察の悲しく切ない関係を引き立たせるためか、「仲良くさせた事で傷付けた」というマイナス面だけ。

けれど、ノエルのしてきたことにはプラスの面だってあったよね?

 

上記の場面について言えば

快盗を助けるために警察をやめようとしてやめられなかった圭一郎が、快盗と警察を両立させているノエルに何も感じないなんてはずがあるだろか?

自分たちが取りこぼしてしまっていた被害者である快盗をずっと助けてきたノエルに抱く感情は、仲良くさせた事への怒りだけ、なんて事があるだろか?

他のライターさんならいざ知らず、香村さんのキャラクターでそれはないんじゃ?と私は思い込んでいる。

だからこそ圭一郎はビークル交換で手に入れたビクトリーを躊躇なくノエルに使ったってことなんだろうしね、物語的には。

 

だけどそういう部分をちゃんとドラマとして見せるのは、たぶん場面を組み立ていく上で優先順位が低かったり、いろいろ不都合だったりした結果、極力スルーされて終わったんじゃないかなってのが今の私の見方。

香村さんのルパパトの作風は人間関係の変化のマイルストーンをはっきり置かずに徐々に変わっていく傾向があったけど、中でもノエルは特に警察との関係で、恐らくいろんな事情もあり、はっきり描かれてないことがとても多かったと思う。

それがキャラの見せ方としてマイナスに働いてしまったのでは?っていうのが私の見方で、これまで

 

「ルパパト: 構造や売上が ノエルと警察、それから結末に与えた影響について(長文2)」

https://kiuix.hatenablog.com/entry/2019/02/23/170024

 

ルパパト: ノエルは警察のために何をしたのか

 https://kiuix.hatenablog.com/entry/2019/04/06/162842

 

なんかでも書いてきた。

 

私はノエルのスピンオフを望んでいるけど、仮に叶ったとしても改めてこの時の場面が描かれるとは思えない。

だから、せめて好き勝手に解釈して、少しでもこの地縛霊状態の供養にしたいなと思う。

 

ちなみにこっち↓はまだ見る事を諦めていないやつ(笑)。

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つかさ: お前はなぜコレクションを改造できる?

そもそもなぜ元々はルパン家にあったコレクションの事に詳しいんだ?

お前はルパン家と何か関係があるのか?

答えろノエル。

本当はお前にもコレクションを集める目的があるんじゃないのか?

だけど自分が使えなくなっても平和のために我々が使えるようにコレクションを改造してくれていた、そうなんじゃないのか?

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こんな感じでノエルに詰め寄るつかさがこれからでも見たい。

私にとってはノエルが人間か否かよりこっちの方がドラマ的にはよほど大事だったりするんで。

公式さんは本気でこんな場面をドラマにしないで終わったままにするの?って無念すぎるからスピンオフでやって欲しい。もちろん見たい場面はそれだけじゃないけど。