タイムレンジャー11話12話感想: ホナミちゃんは火の玉娘
■11話
冒頭、レストランを借り切って(他の客が怖がって寄りつかなかったんだろうけど)豪勢に食事するドルネロさんとリラ。
この二人は程度の差はあれ基本的にはパーッとお金使って楽しむのが好きなんだな、というのが悪人なんだけどちょっと微笑ましい。あくまでそういうのに一切興味なく物騒な連中を解凍してただ人々を殺戮させるのが「高尚な趣味」と言い放つギエンとの比較の上でだけど。
それを隠れて激写するホナミちゃんて、想像以上に危険を危険とも思わない猪突猛進火の玉娘だった。
彼女が番組終盤で選んだ道はニチアサの一般人セミレギュラー史上屈指の茨の道なんじゃ?と思うけど、きっとそれをこれっぽっちも後悔しないで心のままに突き進んだんだろなあってのがすっごい想像出来る。
そのイケイケノリノリな行動力がタイムレンジャーの任務を結果的に妨げてしまったのはさすがにイラッとした。
だけどユウリにビンタされ、自分のせいで洗脳が解けなかった人々が殺し合いに行く様を突き付けられ、思わずその一人である子供を泣きながら止めようとしたのは、好感度的には良かったと思う。これから1年(配信は半年)見守ってくんだもんなあ。励ましの声をかけるドモンも良い。本当に女の子が好きだし女の子に優しいんだなあ。
ホナミちゃんが救われてタイムイエローに惹かれていくのも良くわかる。
だけどなんでそこで正体をアヤセと思い込むのよホナミちゃん(笑)
いや確かに見た目一番女性に優しそうで扱い上手そうだけど
(笑)。アヤセとホナミちゃんの組み合わせだといろんな意味でアヤセの心臓が保たない気がするから心配になってきた。
■12話
なんか雰囲気違うなあと思ったらサブライターさん回。7話と同じ山口亮平さん。私、7話は小林靖子さんだと盛大に勘違いしてた(汗)。
シオンのメイン回だけど、どちらかというとゲストの孤独な宇宙人と人間の少年の交流がメインかな?まるでウルトラマンシリーズを見ているみたいな雰囲気が独特で、不思議な感じがした。
宇宙人アルゴは脱走兵。その特殊能力で離れた場所に置いてある物を瞬間移動させる事が出来る。その能力に目をつけた怪人に、正体を地球人にバラすと脅されて高価な宝石や美術品、多額の現金なんかを盗まされてた。
悪い奴じゃなくむしろ少年の危機を救おうとする優しい奴だったけど、最後に犯罪の落とし前をどうつけるのかと思ったら、全部元の位置に戻していてビビった。凄すぎでしょ。ロンダーズファミリーのアジトにある物もだから、竜也達が頼めば、圧縮冷凍状態の怪人達も全部没収出来てたかも(汗)。
アルゴの孤独を通して、彼に関わっていくことで、ハザード星唯一の生き残りであるシオンの孤独もあぶり出す。でもシオンにはもう仲間がいて独りじゃないんだよってお話。
シオンの髪色がどんどん変わっていくから何色が本来なのかよく分からなくなってきた(笑)。