キウイXのつぶやき

今はスーパー戦隊関連、特にルパパト関連の呟きその他をまとめたり考察したりしてます。ルパパトのノエルのスピンオフについて二言目にはしつこく要望してます。

ルパパトGロッソ第5弾「素顔の戦士たち」 (ネタバレあり)

2/16と2/24のそれぞれ15:20の回を。

まず記憶の中のストーリー。かなりおぼろげだったり不正確なんだと思うけどご容赦を。

 

■プロローグ 

いつものOPが流れ始めて、舞台中央にアルセーヌ・ルパン。両側に奈落が口を開けてる不安定な位置でポーダマン達と少し対峙した後に奈落に飛び降りる。

入れ替わりに素面のパトレン左手、ルパン右手に登場。一人ずつ殺陣を披露してから銃を突きつけ合う構図がスタイリッシュ。

乱戦の中、いつの間にか中央に降りていた緞帳が跳ね上がると、ノエル(警察服)登場で大歓声、からの異次元パルクール

全員がピタリと構えてのタイトルコールが格好いい。

 

■ドグラニオの屋敷

ボスから新たなコレクションを渡されたデストラが怪人3体を引き連れて快盗と警察をいたぶる作戦に繰り出す。

それを見送り一人残ったボスが「頼んだぞ」と誰かに話しかけると「イエス、マーイボース」の声。

 

■東京ドームシティ

鉢合わせする両戦隊(変身後)。

「快盗が来たのはノエルの情報通りだな」という警察。

「どういう事だ?俺達はノエルに呼び出されたんだ」と言う快盗。

そこにルパンXが現れ、「人間はこの僕が一人残らず殲滅するよ?」と言いながら攻撃。

その光景を嘲笑うデストラ。

「何を企んでいるのか?(このへんあやふや)」と問いただすメンバー達に「私?の事よりXの心配をしろ」というデストラ。

「ノエルさんに何をしたんだ?」と咲也が聞くと「生きて帰れば教えてやる」と6人を異世界?に飛ばす。

 

異世界

変身前の魁利圭一郞、透真咲也、初美花つかさのペアとなり探索開始。

「ノエルさん、どうしちゃったんだろう?」と心配する初美花。

冷静に対処しようとするつかさだけど、モフモフした人間大のタヌキ?フクロウ?が現れて一変。「可愛い~!」と崩れ落ちるつかさ。「今すぐスリスリした~い、とは口が裂けても言わんぞ!」と取り繕うも「つかささん、心の声がダダ漏れだよ?」と突っ込む初美花。

「初美花ちゃんには今更隠しても仕方ないな」と言いつつ、「絶対怪しいよ」と止める初美花を「辛抱たまらん!」と振り切りモフモフに突撃するつかさボコられる。

実はギャングラー怪人が化けていた。追いかけて退場する女子二人と入れ替わり透真と咲也登場。

 

「あれ?いないな。初美花ちゃんの声がしたのに」と心配する咲也に「まだ初美花の事を?」と聞く透真。

「初美花ちゃんは初美花ちゃんですから。優しくていつも一生懸命で笑顔がと~っても可愛い」と様々な初美花の笑顔の映像が映し出される中、初美花の歌う「ららら~」をBGMに語る咲也。

「ラブレター書こうかな」「クシャクシャのポイだぞ」「言うな~」みたいなやりとりをいつの間にか後ろで聞いてる敵怪人。何かの攻撃を受けノリノリで踊り出してしまうレオタードコンビ。

やっとダンスをやめる事ができた時に怪人が凍結され奈落に落下。ザミーゴの暗躍を予感させる。

 

魁利と圭一郞。「まだ快盗を続けるのか」と説教モードの圭一郞に「俺達はさんざんあんた達の邪魔をしてきたんだ。本当は憎んでるんだろ?」みたいな事を言う魁利。

そこに素面ノエルが現れ二人を攻撃し、奈落に飛び込み入れ替わりに変身後が飛び出す警察チェンジ。二人も変身して応戦。ノエル快盗チェンジ。

他4人(変身後)も集まってノエルを止めようとするがノエルは「人間が憎い。幼い僕に手を差しのべた人間はいなかった」と憎しみをぶつけながら攻撃。

デストラ登場。小さな憎しみを増幅させるコレクションでノエルを操っていた。

ならコレクションを盗ればノエルは元に戻ると取り返そうとするが、圭一郞が逆にコレクションの攻撃を受け、快盗を憎み魁利に執拗な攻撃を加える。

でも実は圭一郞は、「コレクションの攻撃を受けた時に子供達の声が聞こえてきてわかった。憎むべきは快盗ではなく諸悪の根源のギャングラーだ」みたいな感じで、増幅する憎悪をギャングラーに向け、操つられるふりをしていた。

「そういう事か」と途中でそれに気づいた魁利と協力してデストラからコレクションを奪う。

その途端4人と格闘していたノエルは苦しみ出して変身解除(なぜか快盗服)、「僕はいったい?」と正気に戻って詫びる。「そのコレクションを盗りに行こうとして、逆に捕まってしまったんだ」とのこと。

全員でデストラを追い詰めた所に凍結弾がデストラを凍らせ、破壊。

 

※この前後なのかどこかのタイミングで東京ドームシティに戻ってきたって台詞があるけどどこなのかあやふや。

 

「ルパンレッドに手を出そうとするから凍らせて転送するつもりが粉々にしてしまった」と客席からスポットとともにザミーゴ登場。=デストラはここで退場(泣)。

応戦する両戦隊だがチェンジャーを凍らされて全員変身解除し、ポーダマン達に取り押さえられてしまう。

「寒いんだよ。快盗と警察を仲良くさせようとしても誰も喜ばない」みたいな事をいうザミーゴに、「それでも僕は」とポーダマンを振りほどき反論しかけたノエルは凍結弾をうけて冷凍(凍結される瞬間の表情が背後のスクリーンに写し出される)。

「Xはもう用済みだから破壊してやる」というザミーゴに「ダメ!」と立ちはだかろうとした初美花も冷凍、更に止めようとした咲也、「よくも初美花を!」と激昂する透真、続けてつかさも次々冷凍。「お前の狙いは俺だろ!」と言う魁利に「お前はそこで見ていろ」と圭一郞も冷凍。

しかし圭一郞は自分の熱意?で冷凍を一時食い止め「子供達の声が力をくれる」みたいなことを伝えて再び凍結される。

それを見た魁利がポーダマンを振りほどき客席に皆の思いを届けてくれと頼む。

会場の「がんばえ~」の声援が皆の氷を解かした。変身も可能になり反撃開始。

 

■乱戦

 咲也と初美花。怪人に取り押さえられそうな初美花のピンチに咲也が逆風?の中「初美花ちゃんのためなら~えんやこら」とたどり着き助太刀。

怪人は下に落ち、それを追いかけて初美花も落ちたが「こんな時になんだけど」と、このタイミングで告白しようと背中を向けてあれこれ語っていた咲也が「僕はやっぱり初美花ちゃんの事が」と振り向くと誰もいない(笑)。「ええ?もう~」みたいな感じで咲也も追いかけて落ちる。

 

透真とつかさの大人チームは「(敵をどれだけ倒せるか)勝負でもしますか?」「望むところだ」ああ正体バレた後も基本的には敬語なんだ透真。どこかのタイミングで透真がやたら気合入ったあのめっちゃ通る声で、怪人に言い放った「豚バラぁ」がやけに耳に残る。結局引き分けだったかな。

 

ザミーゴは魁利への歪んだ好意むき出しで「好きだよ」だか「最高だよ」だか変質者っぽく言いながらタイマン。客席にも降り、観客に「化けの皮にしてやろうか」と迫るのを魁利が「やめろ!」と止めたりとかあったけど魁利押され気味。私の位置からは見えなかったけど魁利の階段落ちもあったみたい。

皆が駆け付けスーパー化した魁利とノエルでザミーゴのコレクション奪取。

怪人達はこの前後で倒される。残るはザミーゴ。

グッティとジャックが飛んできてU号とトリコロールになり、ノエルと3体でザミーゴを取り囲む。

この時それぞれの変身後の姿の背後、舞台の上の方に変身前の7人が同時に現れる。両戦隊は3人ずつ輪になって一人ずつ台詞を言う番が来ると前に移動する見せ方、ノエルは一人で、それぞれ敵やコレクション、平和への決意を語る。

一斉に必殺技を繰り出してザミーゴを倒す。

 

■エピローグ

変身を解き、一瞬和やかになりかけるもまた快盗と警察の対立に戻る両戦隊。そこに別のギャングラー情報が入る。

警察は倒しに、快盗はコレクション回収にとそれぞれ向かおうとし「初美花ちゃん、まだ快盗続けるの?(もうやめようよモード)」「だってコレクションまだ全部集めてないし」とかの会話の後、

「俺達はギャングラーを倒しに行く。ノエル、お前は快盗を足止めしてくれ」

「俺達はコレクションを奪いに行く。ノエル、お前は警察を足止めしてくれ」

両戦隊とも自分達の目的のために相手を足止めするようノエルに頼んで去る。

残されたノエルは「オーララァ、さて、どうしようかな。魁利くん達も、圭一郞くん達も、僕にとっては大切な仲間だ。どちらか選ぶなんて、出来ないよ・・・。ね、アルセーヌ?」といつの間にか上から見下ろすアルセーヌに優しく語りかける。

エンディングの音楽とともに全員集合。左右から幕が閉まる中、中央のノエルが胸に手を当ててあの一礼をして終了。

 

■挨拶

劇に時間をとったせいか 挨拶は一言ずつ。ごめん、ノエルの「僕は君たちの事が、大好きだよ」しか覚えてない(汗)。

魁利の投げキスに明らかに幼女の黄色い悲鳴が聞こえて、あれは初恋かな?

「1週間お仕事頑張ってね~」な魁利で退場。

 

■感想

まずプロローグが格好良くて完成度が凄かった。間違いなくあの時点で1回目のピーク。あそこだけ円盤化しても売れると思う。

正体がバレた快盗と警察のペアで、ある程度時間をとって交流するのがめっちゃ新鮮で魅力的。

本編では、ずっと変身前は快盗が正体隠して警察と交流していて、正体が分かってからはずっとシリアスモードだったから、そういうのなかったんだよなと改めて。

他の戦隊とVSやってる場合じゃないよって思うくらい。

変身前の組み合わせは初美花つかさ、透真咲也だったけど、もちろん咲也初美花は進展が気になるし、透真つかさもがっつり絡ませたら面白そうな可能性はめっちゃ感じる。透真はずっとつかさに敬語を通すんだろうか?とか思ったり。

絶対お金取れるよやろうよ続編。

ただし先にエピソードノエルが必要最低最低条件だけどね。そこは譲れない。

 

ノエルさん(ちょい辛口)

プロローグの6人に遅れてのノエルの登場と歓声に鳥肌。

レフ板みたいな白い警察の制服とキラキラした快盗服のせいかスポットライトにめっちゃ映える。私は制服姿の方が似合っていると思えて好きだけど。

ストーリーは、あーまたこの人が捕まることで、人間じゃない事でピンチメイクするんだな~とちょっとだけ微妙な気持ちに。凍らされるのも真っ先で、それを庇おうとした初美花から芋づる式に皆が凍らされてくし。

幼い頃の人間への恨みを語らせる事で人間ではない事についての掘り下げが本編通じて初めてあった事になると思うけど、その見た目だと差別を受けたりしたとしても人間でない事が理由ではないんだろうな、とちょっとピンと来なかった。結局人間ではない設定って立て続けにトラブルメイク、ピンチメイクに便利に使う以外の意味ってなかったかもと現時点では思う。

変身前のアクションは別格だけど、ストーリーとしてはそこまでノエル中心とは思わなかった。

見せ場や変身後のバトルはやっぱりダブルレッドが中心だと思う。

だけどラストの台詞で全部持ってく。

両戦隊がそれぞれ足止めを頼むのは信頼の証で、それは良いことなんだけど、ナチュラルにノエルさん困らすなよ、少しは立場考えてあげようよ、とちょっと思った。この人、板挟みで困るとすぐ自分を切り捨てる人だよ?と思ったら案の定。

「どちらか選ぶなんて、出来ないよ」って台詞は優しくて儚くて、ずっと走り続けてきたのがふっとぼんやり立ち止まって諦めも入った感じで、そんな自分でもいいよね、とアルセーヌに同意を求めてしまう切なさ。

これは本編では出来ないよ。こんなのラストに持ってきたら、ルパパトはノエルさんの物語になってしまいかねず、それはたぶん絶対に許されない。

ノエルさんは本編で2戦隊の板挟みになる苦しみや迷いをこれまで殆ど口にしたことはないけど、その理由を実感した。

本編はあくまで主人公はダブルレッド。

 ロッソは本編と切り離した舞台だから出来るんで、パンフレットもノエルが主人公的な扱い。

映像で許されるとしたらやっぱりそれはエピソードノエルしかないんだなと改めて強く思った。

 

あと、ここでのノエルさんの扱いで本編の埋め合わせしたつもりなら、公式さんはいろいろと大間違いだよ。

まず決して補完にはなってないと思ってる。だから同じような内容でファイナルライブツアーやって円盤化されても私としては気持ちは変わらない。

それからロケーション的に見たくても絶対見られない人が多すぎる。ロッソに関してはせめて、今年は特別に早々の完売御礼という理由ででも円盤出すべきとは思うけど。絶対売れるから。