ルパパト: 東雲悟の本編登場から1年に寄せて
プレミアムドラマ「もう一人のパトレン2号」(TTFCで配信)に登場した東雲悟がルパパト本編の43話に登場したのは1年前の12月9日。
ツイッターの方でそれを記念した企画があったので便乗させて貰って、東雲悟と戦力部隊についていくつか呟いたりしたので、今回はそのあたりについて。
でもちょっとその前に。
■便乗して書けた記事
こういう企画に便乗させて貰えると、それをきっかけにあれこれ考えたり妄想したりしてそれが楽しいし、個人的にはなんだか心のリハビリにもなってる感じ。
それに、双方向でのコミュニケーションで盛り上げたり、絵や小説みたいな2次創作でひとを楽しませたりってことが出来ない私のような者でも、こういう形で参加させて貰えるのはありがたいことだと思う。
何よりその結果書きたいことが膨らんで、私のようにブログやってると記事1本書けたりすることもある。
なんなら本記事もそうだけど、8月に書いた
ルパパト: 東雲悟を振り返ってみる
https://kiuix.hatenablog.com/entry/2019/08/11/215846
も、もとは同様の、「もう一人のパトレン2号」の配信記念日に絡んだ企画に参加したのがきっかけで書けた。
書いてから数ヶ月経ってもわりとコンスタントに検索から読みに来てくれる人が、(この弱小ブログ基準では)比較的続いている記事だけど、この時期になってまた増えた。
私はルパパト特にノエルや彼の願いの結末を描いたスピンオフを切望していて、最終回後しばらくしてからつい2ヶ月前までは、ルパパト関連の何を書いても最後はスピンオフを望む〆にこじつける記事を繰り返していた(汗)けど、これもそんな1つ。
もちろん自己満足だしそんなの有効性としてどうなのよという問題は多々あるけど(笑)、それでも実際に検索から読みに来てくれる人が今でもいるのは慰めでも希望でもあって、そのきっかけを作ってくれた企画に感謝してる。
■キャラの力で急浮上
もちろん読みに来てくれるのは私ではなく東雲悟というキャラの力。他に、1年前に書いた44話の感想へのアクセスもこの1週間急に増えた。↓
ルパパト44話感想: スパイの正体に化けの皮の秘密に悟の運命にノエルのルパン家の正体とか情報量多すぎ
https://kiuix.hatenablog.com/entry/2018/12/22/184813
私のブログは今回を除いて125記事(うちルパパト関連83)あるけど、12/9~12/15の1週間のアクセスでは「東雲悟を~」が上位6位、44話感想が7位に急浮上してる。
ブログのアクセス解析ツールを入れたのが8月末からで、そんなにしょっちゅう見てる訳ではないけど、特に1年前に書いた単発回の感想がここまで順位上げたのは記憶になくて驚いた。
ブログ内を<「東雲悟」で検索したページ>というのまで浮上する日もあったりして、あくまでこの雑魚ブログ基準ではあるけれど、この時期に振り返る人多いんだな~としみじみ。
まあもともとの読者数が少ないんで、すぐ変化が目立つ仕様ではあるけど(笑)。
よく考えると悟本人の登場は回想シーンだけ、あとは偽物での出演しかないんだけど、その短い時間に垣間見えたキャラ、人間性だけで、心掴んでるな~と感じる。
東雲悟は需要ある。というか、そもそも全然足りてない。
そんなの今更わかりきったことなんだけど、自分がやってることの数値に実際に表れると「おおおお!」とちょっと感動した。
(画像とか実数は出せなくてすみません。)
ちなみに私がスピンオフに希望するのは、ノエルがアルセーヌだけじゃなく圭一郎とつかさのために悟も蘇らせようとし、それによって警察もルパン家の願いの当事者になる展開。たとえ一時でも幻だとしてももう一度、回想や偽物でない本当の悟が圭一郎たちに会う場面もリアタイしたい。
なお、せっかくだから呟いた内容も呟きそこねた内容も文字数制限取っ払って加筆したりしたのを並べさせて貰う。
と言っても、わりと大事な部分は上の記事で書いちゃったかなと思うので、今回はその周辺、悟のいた頃やいなくなった後とかの戦力部隊の他愛ない日常とかについても、とりとめなく。
■悟のいた頃の差し入れ事情
だからっていきなり他愛なさすぎではとは思いつつ(汗)。
43話でつかさがニセ悟に「甘いもの苦手だったよな?」ってツッコミ入れてたってことは当時
・甘いものが好きな圭一郎
・甘いものが苦手な悟
が混在してたわけで、もしヒルトップが当時も上司だった場合、差し入れどうしてたのかなとか気になってしまった(笑)。
部下を労い励ますための差し入れをかなり重要視して部下掌握の必需品化している彼なら、
・圭一郎には最中やどら焼き等あんこ系
・悟にはお煎餅等
と細やかに買い分けて持っていったんだろうか?
デスク周りを見ても相当な和の文化好きが伺い知れるから、あくまで和菓子なんだろうな。
全員入院した時の差し入れはジュレのマカロンだったから洋菓子NGではないだろうけど。
そしてたぶんつかさは両方にありついてる。
もしかしたら、最初はヒルトップもわからず全員に甘い物買っていったけど、悟が手を付けずヒルトップを気遣ってこっそりつかさに
「良かったらこれも。俺実は甘い物苦手でさ」
などと言ってあげてたから彼女も印象に残ってたのかなとか。
で、そのうちヒルトップにバレて
「早ク言ッテヨ~(泣)」
みたいな感じだったのかな?
■なぜジュレ初来店が2話なのか
これも食べ物絡みだけど、悟がいたときから怪盗は活躍していたので、その頃にはジュレも既に営業中だったはず。
でも咲也が着任してパトレンジャーに変身出来るようになるまで、一度もランチに来なかったのはなぜだろうとこちらも気になって、理由をいくつか妄想した。
①悟時代から外ランチには行っていたが、咲也が来て周囲の店を徹底リサーチするまでジュレの存在を知らなかった。
②パトレンジャーになりギャングラーと戦う力を持つ前は、毎日が情けなく市民に申し訳なく外にランチに行く気にならず弁当持参か職員用食堂とかで済ませていた。
③上層部から活躍出来てない現状と市民感情を考慮し外ランチ自粛令が出ていた。
④咲也がくるまでランチを外に食べに行くという発想や習慣がなく、咲也の歓迎会を兼ねて初めて1度だけのつもりで外ランチにジュレに行ったら途中で抜け出すはめになり、その埋め合わせにもう一度行ったら咲也が初美花を気に入ってしまい、彼に毎回せがまれて常連化した。
なんとなく④を推したい。
悟在籍中限定なら?
①圭一郎と悟の食べ物の好みが致命的に合わなかった。
②悟が同僚と一緒にランチに行くタイプではなかった。
③悟とつかさが圭一郎と一緒のランチはキツイと思った。
悟離脱中~咲也着任限定なら?
①男女ペアで行って噂になったりしないよう配慮した。
②つかさが圭一郎とサシでランチはキツイと思った。
・・・・ごめん圭一郎。でも、もし私ならあの時期の圭一郎と並ぶか差し向かいで食べたら、彼の発する自分も含めた全方位への怒りや悲しみのこもったオーラに当てられて消化不良を起こす自信がある(汗)。
■戒めとお守り
本当に、パトレンジャーの装備が届く前の、ポーダマンすら倒せない超絶戦力不足の時代の同期組はさぞ辛かったろうな。
特に悟が離脱してから咲也が着任するまでの、圭一郎とつかさ2人だけのままの数ヶ月は、以前年表作った時にうっかり想像してしまい、かなりしんどかった。
その期間2人、特に時々ブレーキの効かない圭一郎が堪え忍び生き延びられたのは、
・身を呈して2人を守った悟の行動
・その後つかさから聞いた悟の言葉
・悟の影響で聞き始めた音楽
が戒めにもお守りにもなったおかげも大きいと思う。
悟はいなくなってからもそうやって残された同期たちを守っていた。
■友の魂だけでも (from ゴーカイジャー)
悟の体はザミーゴによって、ナリズマをスパイとして潜入させ国際警察の情報を漏洩するために利用されてしまった。
でもそうやって得られた情報は、売ることでザミーゴ個人の小遣い稼ぎにはなったかもだけど、ギャングラーの組織自体にメリットをもたらした事は、結局1度もなかったことになるんじゃないかな。
クレーン&ドリル横取り→罠を仕掛けるも警察に返り討ち
ヘリとバイクの輸送経路漏洩→快盗に奪われる
アニダラの金庫が国際警察にあると情報漏洩→巨大化するも倒される
咲也がパトレンジャーだと教え国際警察爆破指示→透真に邪魔され失敗
ビクトリーの地球接近情報漏洩→快盗&警察&ノエルに阻まれる
ノエルにギャングラーのスパイ容疑をでっち上げ→圭一郎達に見抜かれナリズマが倒される
全部警察に阻止されたり跳ね返されたり快盗に邪魔されたり。
もし情報漏洩の結果、国際警察に大きな被害が生じてしまったら悟の無念は計り知れなかっただろう。
でもだから、辛うじて彼の魂だけは救われたと思いたい。
■手を出したのが間違いだった
「東雲悟を~」でもこんな風に書いたけど↓
どこまでも報われない形で退場した東雲悟という人は、だけど生前、同僚達にその人間性や信念を刻み付けることで敵の嘘を暴かせ卑劣な罠から彼等を守り、化けの皮の秘密から快盗の正体へと容赦なく真実に導いた。
そしてそれが快盗と警察の心からの共闘を後押しし、悟を殺したザミーゴ本人の破滅にも繫がったんだと思う。
悟を手にかけた事が結局巡り巡って快盗と警察を本当に結び付けてザミーゴ自身を滅ぼしたんだよね。狙ったのが彼以外なら別の展開になってたかもしれない。
悟に手を出したのが間違いだった。
ちなみに私は、ジュレにいたのは体は悟の皮を被ったナリズマだけど、皮に宿った悟の意思が束の間乗っ取っていたと考えている人間で、ひょっとして車の中に音楽プレイヤーを置き忘れたのもナリズマの隙をついて悟の意識が一瞬乗っ取りわざと落としていったんじゃないの?と考え始めてる。
「ほら圭一郎、こいつ言うこと怪しくなって来ただろ?ここで大ヒント落としてやるからそろそろ気付けよ?」
みたいな。