キウイXのつぶやき

今はスーパー戦隊関連、特にルパパト関連の呟きその他をまとめたり考察したりしてます。ルパパトのノエルのスピンオフについて二言目にはしつこく要望してます。

仮面ライダーゼロワン14話感想: アサルトウルフ 、強襲する蒼き狼

遅刻しそうだからと言ってゼロワンのバイクを起動させる或人にも問題はあるだろうけど、雷電と昴の宇宙野郎兄弟も「業務時間外だから起動させるな」はちょっとな~と思う。

平和だった是之助社長時代はそれで良かったろうけど、滅亡迅雷が飛電の業務時間外は遠慮して襲撃は自粛、とかありえないもん。

もし彼らが業務時間は絶対とプログラミングされてるなら、或人は謝って受け入れるんじゃなくて、逆に現状に即して修正した方が良いと思う。

まあ滅曰く「奴の出番」の<奴>とは雷電のことだろうから、出番が来たのに宇宙にいたら何も出来ないんで、時が来たら適当な理由付けて地球に戻るようプログラミングされてた可能性もあるのかな?とも思うけど。

 

不破さんは今回、最初から雷電を疑って喧嘩腰。

警戒すべき新情報があると余裕なくしてピリピリして、特にヒューマギア相手に突っかかりやすくなるのかな。ヒューマギアが自我を持つことがあると聞いた後もかなりそんな感じだった。

でもあの時はまだ或人のギャグに笑えたけど、今回は「要らねえんだよ笑いなんて!」と最初から最後まで徹底拒否。

滅亡迅雷にはまだ亡と雷がいるかもっていう疑惑、それから飛電内部にスパイがいるかもっていう疑惑のダブルパンチで

「笑ってる場合じゃねえ!」

ってブーストかかったのかなあ。

 

一方唯阿さんはそんな不破をかなり心配してる。天津社長に

「不破をあのままにしておいていいんですか?」

って相当焦ってる。いつか自分自身を滅ぼしかねないと。

でも「あのまま」ってどんな状態?

単にバルカンに変身することを指してるなら、「あのままに出来ない」と天津社長が思ったとして、ザイアから出向してる唯阿さんと違って不破さんの人事権もなく指示命令系統も違うはずのは彼に、何が出来るんだろう?

それとも不破さんにはまだ秘密があるんだろうか?

 

その天津社長は何もかもお見通し感満載で余裕綽々モード。

「(結果的に不破が滅ん)だとしても見守るしかない。方舟が導く新時代の神話を。仮面ライダーという神話だ」

方舟=アーク(Ark)

やっぱり天津は滅亡迅雷がその意思のままにと言うアークのことを知ってるし、アークが滅亡迅雷を操って何かしようとしていることを受け入れ見守ろうというスタンスかな。

ただ<見守るしかない>が本心ならアーク=ザイアではないってことなのかな?

それとも本当に肝心な部分は唯阿にも隠しているだけ?

今のところ「繫がってない方がおかしくない?」って思うくらい滅亡迅雷の行動を把握していて、唯阿が関知していなかった研究所襲撃&ギーガーハッキングすら実は狙い通りなんじゃ?って思えるほど全てが思惑通りに動いているみたいで、それがことごとく都合良く飛電を追い詰めてるみたいだけど。

 

一方、或人。

う~ん、メインライターの高橋さんに戻って、ヒューマギアを守ろうとする意識の薄さも元に戻っちゃったかなあ?

前回を見た後だと、ハッキングされてくヒューマギア達を為す術なく見てるだけなのが、以前よりもどかしく感じてしまう。

せめて「逃げろ!」と声かけるとか、雷電に突き刺さった触手を引き抜こうとするとか出来なかったのかな?って思う。

 

なんとなくだけど、前回の

5号を「守ってやらなきゃな」と言って言葉通り守り抜く或人と

「或人社長に期待する全てのヒューマギアの願いがこもっています」

というイズの言葉は、現時点では脚本を担当したサブの三条さんの願いでもあったのかなあ?なんて気もしてきた。

三条さんから高橋さんへのロングパス?

それとも高橋さんの狙い的にはまだそれは早すぎるんだろうか?

まあ自分がそういう願い持ってるからこんな穿った見方しちゃうのかもだけど、今思うと、ちょっと違和感はあったんだよね。

イズとワズだけでなくいきなり

「全てのヒューマギアの願い」

だったから。しかも

「或人社長に期待する」

って。

 

「宇宙を股にかける凄え仕事をしてる」ことを誇りに思い、弟を一人前に育てることに全力を尽くしていて、ハッキングにも気合で耐えたはずなのに、実は知らずにスパイとして情報漏洩させられていて、それを突き付けられた直後に結局マギア化され、疑われることを激怒した「テロリスト」の一員として操られ、破壊されてしまう。その無念はいかばかりか。

 

「僕のお兄ちゃんになって」

特に一人っ子だと、絶対無理なのに、お兄ちゃんが欲しかった子っているんだよな、なんてことをふと思った。それくらい迅の口調や表情が無邪気で、まるっきり幼い子の反応。

「利用してやる」とか駒として見下すのと違って本当にそんな存在を欲しがって慕ってたってのが、またやるせない。

 

雷電が変身したライダー雷の攻撃で、不破も或人も変身解除し、プログライズキーを奪われてしまう。

雷が或と不破、迅のキーも合わせて全て自分のホルダーに挿すとアークが復活。ゼアの指示でプログライズキーが製造されるのと同様に、アークの指示によってゼツメライズキーが作られる。

滅が持ってきて迅に渡したアサルトウルフはその第1号ってことかな。

でも或人の銃撃で不破さんの元に転がる。

「ウルフなのになんでお前が持ってるんだ」

って、そこ疑問に思うところなんだ。絶滅動物とするとニホンオオカミってことだろうか?と思ってたら

「ウルフと言えば俺のもんだ」

俺以外が、ましてや敵のお前らなんぞが俺と同じ動物を使うんじゃねえ!ってこと?ちょっと子供っぽくて可愛い(笑)。

 

滅亡迅雷にしか使えないという滅に

「俺がやると言ったらやる!俺がルールだ」

もはやこれが不破さんの平常運転で迫力だけが増していく。

笑いなんか要らない。必要なのは怒り。滅亡迅雷をぶっ潰すことが俺の全てだと。

無茶苦茶だけど、ロックかかって使えないはずのキーを絶叫しながらこじ開けて力ずくで自分のものにしてしまう不破さんはやっぱりめっちや格好いい。

変身後の蒼き狼もめっちや格好いい。

 

アサルト(assault): 強襲する、突撃する、暴行する

アサルトウルフ: 強襲する狼

雷の攻撃を正面から喰らいながら臆せず突進してきて荒々しくパンチやキックを叩き込む戦闘スタイルを体現していて、不破さんの強化形態にぴったりの名前だな。

滅亡迅雷由来の禍禍しさもいい感じ。

倒した後に力尽きて倒れ血を吐くのは、本来人間には使えないはずのものを使った代償として体の負荷になってるんだろうか。

先日まで仮面ライダーキバを見ていたから、ダークキバが頭をよぎってしまうけど、たぶん不破さんだから大丈夫、だよね?

 

でも、なんで使えるのかと驚く滅亡迅雷に、いやだって不破さんだから、で済ませたい気持ちと、一方で不破さんの体には何か秘密があるの?と疑いたくなる気持ちが混ざり合ってる。

デイブレイクの生き残りの雷電は知らないうちに、衛星ゼアのデータを滅亡迅雷に転送するプログラムを仕込まれてしまっていた。

人間かヒューマギアかの違いはあれど不破さんもデイブレイクの生き残り。

ひょっとして検査してない頭とかに滅亡迅雷のもの使える何か埋め込まれてない?

というかそもそもあの虐殺の中であの状況からどうやって1人生き延びたんだろう?

誰か助け出してくれた存在がいたのか、それともたった独りで走って走って時々隠れながら、なんとか安全地帯まで辿り着いたんだろうか?