キウイXのつぶやき

今はスーパー戦隊関連、特にルパパト関連の呟きその他をまとめたり考察したりしてます。ルパパトのノエルのスピンオフについて二言目にはしつこく要望してます。

タイムレンジャー27話28話感想: 滝沢直人さんお噂はかねがね

■27話

タイムロボター可愛い。けど、「あ、これ子供が取っつきやすいようにするためのマスコットの増員?」とかメタ事情的な事を反射的に思ってしまうのは毒されてるかな?

でもここまで確かに恐ろしいほど子供向け要素薄いもん。普通に青春ドラマ見てるみたいだよ。

 

リラはお肌のシミって絶対この前の高級リゾートで焼きすぎたんだよ(笑)。そしてエステ怪人が自分のお肌の手入れをする費用を自ら超絶値上げしていくスタイル。

この人はたっぷりお金を使うって事が楽しみなだけでなくステイタスでもあるんだな。

 

エステのための材料として怪人が赤い海草の種を巻いたら1日くらいで大繁殖して海が真っ赤に。プランクトンじゃないけど赤潮みたいなもんか。

でも海草って全般的に日本人には体に良くて、最近だとアカモクとかスピルリナみたいな栄養価の高いのもあるから、この海草も凄く効能ありそうで、研究しないで駆除するのがなんか勿体なく思えてしまった。ごめん、なんか変に気に入っちゃったみたい。

 

ここから見える景色が好きだからと今は亡き妻と植樹した海辺を勝手に故郷と決めて勝手に住み着いてるおじさん。

気持ちは分からんでもないけどやっぱり他の住民には迷惑だし、なんかの法律に違反してるんじゃないの?とは思ってしまう。

赤ちゃんの頃に生まれた星を失い、地球に来てからもずっと研究所で実験動物扱いのシオンには故郷がない。

そんなシオンにおじさんが、「故郷に決まりなんかない」ってシオンの分も木を植えて、故郷を作ってやる。

二人の交流がメインでしみじみする所もあるし、おじさんの故郷を守るために奮起して戦うシオンは格好良くて燃えたんだけど、リラに居座られて困ったホテルの助けに駆け付けた軍隊みたいなのが不穏すぎ、急展開すぎて、その前振りっぽくインパクトが弱くなっちゃったかも。

 

 

■28話

滝沢直人、初めて見たのはvsゴーゴーファイブなんだけど、毒気の「ど」の字もなくて拍子抜けしたら、後であれはかなり漂白されてるって聞いたんだっけ。

いろいろとキャラの濃さとかお噂はかねがねって感じで凄く楽しみにしてた。

初っぱなからガンガン独白で心情吐露しまくってて新鮮。しかも主人公を否定する方向で(汗)。

全編ほぼ人の悪そうな顔しかしてないのも凄い。

竜也にしてみれば、唯一浅見家とは関係なく自分の力だけを見て貰える空手の世界で、互いに強敵と書いて「とも」と呼ぶ、みたいな存在でいたかったしいられると見込んでたのかな?

でも当の相手は竜也のバックボーンをめっちゃ意識してて、恵まれた環境を嫌って逃げようとする竜也を否定してたと(ただし竜也自身はそれに気付いてない?)。

まあどっちの気持ちもわかる気がする。でも直人の場合、じゃあ竜也が恵まれた環境を享受してブイブイ言わせてたり、スケールの大きな活動に身を投じていたら仲良くなれたかっていうとそんな事もなさそうだけど。

竜也は相手を名前呼び、直人は相手を苗字呼びって、たまに1号ライダーと2号ライダーでやってる。蓮と城戸、晴人と仁藤。二人が思う相手との距離感が(少なくとも最初からある時期までは)違うやつだ。わりと好き。

 

直人は浅見財閥が作った対ロンダーズ専用警備会社がシティガーディアンのメンバーだった。そこからのし上がって行こうって事みたい。

「アヤセに輪をかけてすかした奴」ってドモンは言うけど、上昇志向むき出しでギラギラしてるから、心臓の病気で夢を諦めたアヤセとは対極にいるように見える。

 

竜也は仲間には優しいし、いろんな事をフラットに見られるのに、父親の事になると反発して目線が曇るタイプなのかな。ジュウオウジャーの大和君をここでも思い出す。作られたのはこっちが先だけど。

「親父はどうせビジネスだ」って言うけど「ノブレス・オブリージュ」にも見えるけどなあ。どう見ても採算度外視だし危険も自身の危険も承知の上だよ。

「ここまで大きくなった浅見はもはや個人の意思では動くものではない」だったかな?

お金が狙いのロンダーズの犯罪は経済界への影響も物凄いだろうし警察もアテにならないから、経団連みたいな団体で「何とかして欲しい」って切実な声がたくさん集まって、財力のある浅見財閥が立ち上がったのかなと思う。

正体不明のヒーローに助けて貰うのを待つばかりじゃなく、大規模な自警団を持とうとする市民て、戦隊の世界じゃ珍しいかも。でも気持ちはわかるし、足掻こうとするのがあの世界に住む人達の心情としてリアルに感じたし、頑張って欲しいと思ってしまった。

そう言えばタイムレンジャーは、クウガと同時期に放映だったっけ。あちらも警察はクウガに頼るばかりではなく対抗手段を次々開発し、最後にはグロンギの幹部的存在を自分達の手で倒してた。

 

ところで未来にあるインターシティ警察は元は民間で名前に「シティ」が付いててリュウヤが竜也そっくり。このシティガーディアンズとなんか関係あったりするのかな?

 

そのシティガーディアンズの隊長を庇って、タイムレッドの面が割れた。ちょうど目の所が割れてるから破片が刺さったりしないのか、分かっていてもヒヤヒヤする(汗)。

直人は至近距離で、浅見パパは遠くから、正体が竜也だと気付く。面割れってわりと終盤のイメージあるけどまだ28話。早いのかなあ。

でも正体バレなんぞ引っ張る必要もないくらい、ここからガンガン話が転がっていそうな気もして楽しみ。

そして浅見パパも、ママ同様に仲間といる息子を見る目が感慨深げ。

友達と屈託なく打ち解けてるのを見るのは初めてなのかな?

もしくは、浅見の船からは降りられないはずの息子が、いつの間にか自分の知らない道を歩いてる、っていう成長を突き付けられた寂しさみたいなもの?

 

何気に圧縮冷凍が巨大化することなく一発で成功したの初めてかなと思っていたら時空パルス?の乱れでなんか恐竜みたいなのが落っこちてきて続く。ブイレックスってイメージよりももろにティラノサウルスで禍々しい感じだな。