タイムレンジャー21話22話感想: 2話続けてダメな大人達の姿を目撃するシオン
■21話
シオン「タイムアップ!」
4人「おえ~っ!」
待て(笑)。
スーツ&マスク装着状態で吐いたらどうなっちゃうんだ?と変な所が気になったりして。
ドルネロから21世紀のネオアルコールの原液を浴びて、地球人ではないシオンを除く大人4人が口酷い酔っ払い状態になる。
敵からも味方からも頼りない子供扱いされるシオンがたった一人でピンチを打開していくお話。
ドルネロさんが人間体なのに一発でドルネロさんてわかる。似た人連れてきたな~。
ノーブレーキで酔っ払う大人組。皆やたら楽しそう。
日頃のキャラから、ドモンは腹踊りしてもまあ想定内。
タックを犬扱い&落書きの竜也もまあこんな感じになるのか~くらい。
ドモンに満面の笑みで掛け声と紙吹雪まき散らしのアヤセよ・・・普段のクールでシリアスなイメージが(泣)まあでもオシリス症候群と分かる前は友達とはしゃぐ時とかこんな感じだったのかも。
そしてユウリ・・・はしゃぎまくって声も高めでひたすら可愛い。たぶん人生でこんなハッピーなことなかったかもなあ、うん・・・。
今回の敵怪人はそもそも最初に一人で5人を圧倒してるくらい強敵なんだから、タックが「竜也達の回復を待とう」ってアドバイスするのはもっともだと思うんだ。たとえばルパパト7話の初美花みたいに自分が一人で頑張らなきゃ仲間たちは永遠に助からないって状態じゃない。
だけどシオンは
「その間ロンダーズほっとくんですか?」
「一人残ったのが竜也さん達でも同じことを言いますか?」
って聞く。口ごもるタックに、僕そういうのは嫌ですと。
いや、私なら同じように言うけどな~とは思ったけど。圧縮冷凍には5人必要なんだし。
シオン、柔和に見えても負けず嫌いのオトコノコで、被害者を気にしてちゃんとヒーローなんだな。
酔っ払ってしっちゃかめっちゃかの大人組をテーブル倒したバリケードでシャットアウトして、得意のメカニックの腕と頭脳を活かし、自分なりのやり方で打開する。一度出撃してダメでも、それは相手の動きのデータを取るため。2回目できっちりリベンジするのが格好いい。
大人達は終始ヘロヘロで良いとこなし。立ってるのがやっとなんだもん。
一見落着して散らかりまくった部屋を片付けながら「実は俺達の中で一番頼りになるかもな」と感心するアヤセ。
いや今更何を。そもそも稼ぎ頭のシオンがいなければ皆さんたぶん路頭に迷ってるからね。
そして「楽しそうなので記念に写真を撮っておきました」とシオン(笑)。
飄々として敬語と天然良い子キャラを維持しながら、確実に相手の急所を抉っていくスタイルだこの子(怖)
■22話
失踪した婚約者を捜して欲しいという、子持ち中年男の依頼人。
写真を見たシオンの「わあ、綺麗な人ですね!」に即反応する野郎3人・・・。
そして「婚約者です」×3にアヤセの「お金とか貸してませんよね」。美人婚約者の愛を1ミリも信じてなくていろいろ酷い(笑)
実はロンダーズきっての結婚詐欺師が婚約者の正体だった。
人間体の名前が「広末恭子」・・・あ~2000年ね。時代を感じさせるわ。
相手の好みをどう察知するのか、見合い相手のふりをして会いに行った野郎3人が次々手玉に取られ、竜也とドモンはなけなしの小遣いを貢ぐ(汗)。
竜也に対しては淑やかな和服姿で古風な大和撫子風。
ドモンにはフェロモン全開の小悪魔セクシー系。え~ホナミちゃんと正反対のタイプだよ?
「女は車と同じさ。操られるんじゃなくて操るものだ」と豪語するアヤセ(汗)にはわざと振ってプライドを刺激し追わせる。・・・なんだろう、アヤセがどんどん残念な奴に(笑)
一方ユウリは依頼人の家で家政婦。エプロン姿が可愛い。ただし家事も壊滅的で女としての自信が揺らいでいた。寝起きのぼさぼさ頭でぼやくのも可愛い。
そして「女の魅力のなさ」を広末恭子に指摘され大ショック。いや可愛い。ショック受けた変顔がめっちゃ可愛い。恭子とは方向性が違うだけだよ。
でも一念発起したユウリは服を選び、ジムでシェイプアップ、エステにメイクにネイルにと女磨きに邁進する(汗)。
蕎麦回の時も思ったけど私は何を見せられているんだ。
自分の見合い相手がタイムレンジャーだと知らされた恭子は3人を同時に呼び出して体内に蛇を埋め込んで操り、殺し合いをさせる。
「俺を振った女はお前が初めてだ。必ず俺に惚れさせてみせるぜ」
アヤセ・・・・お前そういう奴だったのか(涙)
止めに入ったシオンを吹っ飛ばし殺し合い真っ只中の3人の前に現れたのが、超ボディコンのミニドレスに身を包みメイクばっちりのユウリ。その女性的魅力&投げキスに野郎共の洗脳が溶け、勝ち誇るユウリ・・・私は何を見させられているんだ(2回目)。
そこから恭子が正体を表し、5人同時変身。ミニスカートの時もだけどなんであの露出度高い服を脱ぎ捨てたらあのボディスーツになるのか(笑)
前回に続き、野郎共のダメダメさを目の当たりにしたシオン。
髪の毛?攻撃に苦戦する3人に「反省して下さい」とお説教。倒した後も圧縮冷凍された怪人を見せて「皆さんの好きな恭子さんです」って、天然だけどやっぱり抉ってる。淡々と笑顔で的確に急所を抉ってるよこの子怖い(汗)
恭子を信じきっている依頼人を傷つけまいと、恭子のシルエットに変装して嘘の手紙をドアに挟んで去るユウリ。画家の卵の頃だったら考えもしなかったろうな。表情がどんどん豊かになっていろんな感情表現が見られるようになってなんともチャーミング。