キウイXのつぶやき

今はスーパー戦隊関連、特にルパパト関連の呟きその他をまとめたり考察したりしてます。ルパパトのノエルのスピンオフについて二言目にはしつこく要望してます。

タイムレンジャー17話18話感想: ドラマは竜也の胸の中に

■17話

冒頭、ソロバンをはじき家計簿をつけて「今月赤字だ!」と頭を抱え、なら銀行強盗でもと提案するギエンに

「ドカンと入るとその分派手に使っちまう。今の俺達には安定した収入源が必要なんだ」

と主張するドルネロさんが凄く所帯じみていて悪のボスとして斬新というか可愛い。主婦だ。なんか割烹着着せたくなってきた。

 

そこから導き出された対策が群竜会という不良グループを使っての子供相手のカツアゲ(汗)。

でも地域一帯の被害額がざっと2億円て、スケールが大きいんだか小さいんだか。

不良グループの活動は学校の先生でも為す術なく諦め気味、と思ったらその先生こそが黒幕のロンダース怪人だった。いつから潜り込んでいたんだ?

 

竜也の空手教室に通うマコトも標的にされ、ボコられ金を毟られることに耐えかねて、グループのリーダーに反撃したらワンパンで倒してしまい、黒幕先生に導かれるままに次のリーダーに就任。結構超展開。

大人はアテにならない、力がある者が上に立つんだと、極限まで追い詰められてたのかもだけど、ノリノリで自らカツアゲしまくってるのはちょっとやりすぎだと思った。

 

マコトは、止めようとする竜也がどんなに殴られても無抵抗を貫いたことで改心したわけだけど、いくら怪人絡みでも先生の正体が怪人と知る前に、あれだけ子供だけでなくサラリーマンからお年寄りまで手広く恐喝しまくっていたら、普通に少年院行き案件では?と思ってしまった。

怪人に脅され操られていたってことにしたんだろうか。

お金も全部返し、グループ全員改心して竜也の教室の生徒になってたけど、なんかそのへんがもやもやする終わり方だった。

 

 

■18話

<予告>

「人質を救う為に単身潜り込んだアヤセ。だがその時、アヤセの体に異変が(胸を押さえ苦しみ出すアヤセ)!

死ぬなアヤセ(倒れているアヤセの顔)!」

<実際の本編>

占拠された研究所の人々を救うために、運転代行で主任を送って偶然研究所内に居合わせたアヤセが、ちょっと時間はかかったものの、発作も起きず倒れもせずに作戦通り裏の駐車場の出入り口を明けて残りの仲間を招き入れ、ロンダース怪人を倒した。

 

予告の倒れているアヤセは、彼を心配する竜也の頭の中だけの取り越し苦労の妄想だった(汗)。

予告詐欺過ぎる(笑)。

ただし、そう切って捨てるには切ないんだよなあ。

 

冒頭、アヤセの軽めの発作を竜也が実際に目にしたことが前振り。

で、アヤセが作戦実行に手間取りどうしたのかと心配になったことから、竜也の中でアヤセの病気への心配や彼を気遣わずに一人で危険な役目を任せてしまった後悔が膨れ上がり、冷静でいられなくなってしまう。

無理にシャッターを開ければ警報が鳴るのに突入しようと焦ったり、姿の見えないアヤセを探して仲間たちから離脱したり。無事な姿を見て安堵脱力して座り込んだ時、涙出てきた。

竜也以外はアヤセの秘密を知らないままなので、ドラマはあくまで竜也の胸の中にしか起きてないんだけど、それでも彼の焦燥に寄り添わずにいられなくで、見応えあった。

 

戦いの後、河原でバーベキューをする5人。

ユウリ達にも病気の事を話して未来に帰れという竜也の気持ちは当然だし、タイムレンジャーをやっていれば未来を変えられるかもしれないと思えるからと断るアヤセの気持ちもわかる気もする。

でもタイムレンジャーというチームにとっては、今回竜也が心配したことが実際に起こったら、他の仲間たちをも危険に晒す可能性もあると考えると、言うべきなんだろうけどね。

結局どうするのが正しいのかわからなくて現状を維持するしかない竜也の心にも翳りが生まれてくのがやるせない。

 

なお、ユウリは料理が出来ないのでやらせないでおくのが無難、というのがメンバーの共通認識みたい。ユウリはそんな自分を変えたいのか野菜を切りたがってムキになり食い下がったりいじけ気味になったりするのが可愛い。

そんな彼女に料理を教えてやるからという竜也は、ここまでお坊ちゃまのわりにかなり多方面にハイスペックな感じ。自立したくていろんなスキルを身に付けてきたのかな?

でも、お坊ちゃまだからこそやろうと思えばいろんな事にチャレンジ出来る環境を最大限に活かしてきたのかもって気もする。

 

物語としては今回の研究所占拠の目的であるラムダ2000という高純度エネルギーを巡って、ギエンの暗躍や研究所の人間側にも何やら不穏な動きがあって、次回以降話が動き出す感じ。