キウイXのつぶやき

今はスーパー戦隊関連、特にルパパト関連の呟きその他をまとめたり考察したりしてます。ルパパトのノエルのスピンオフについて二言目にはしつこく要望してます。

タイムレンジャー25話26話感想: 配信終了直前に滑り込み視聴、見逃さなくて良かった

■25話

前後編の前編。続発するビル爆破事件の犯人を捕らえるための訓練中、自分の発射する衝撃弾がメンバー達の心臓に負担をかけると知って発射出来ない竜也。独断で作戦変更して失敗。その結果浴びた銃弾の方が心臓に悪そうで、これ予定通り遂行した方が良かったんでは?

咎められて本当の事を言えずにふざけて誤魔化した事でユウリの信頼を失ってしまう。

いやこれさあ、竜也のやり方も上手くはないし、売り言葉に買い言葉みたいな反撃も悪手だと思うけど、一番悪いのは病気の事を黙っているよう強いているアヤセじゃない?

だってアヤセの心臓が止まったら取り返しつかないし、その時には今回以上に「事情を知りながら作戦決行した」と竜也が責められるんだから。

 

ギスギスしたトゥモローリサーチに持ち込まれた引っ越しの手伝い依頼は、実は竜也の母方の実家から。こちらもお屋敷を見るからに名家、いかにもお金持ちって感じ。竜也の様子が見たくて特に人手が足りないわけでもないのに頼んで来させたっぽい。

ご丁寧に竜也には空手の準備までさせて、お祖父ちゃんと手合わせ。

子供時代の竜也は浅見財閥の子供だからと他の子から色眼鏡で見られたり苛められたり。そんな時も一人で抱え込み、茶化して誤魔化そうとするけど下手なのよとお母さん。

確かにここまでいろいろ言われたり苛められたりしたら、浅見の名前から逃れたくなるかもだし、実力があれば名前なんか関係ない空手に打ち込むのもわかるわ。

ガラスの仮面」で姫川亜弓が七光り払拭のために全方面に200%の全力で取り組んでいたのを何故か思い出した。

おちゃらけるのは何かを一人で抱え込んでるから。そう思いあたったからユウリは竜也を信じることにした。察し良いし、そう思ったら問い詰めないのが大人って感じ。

 

「超頑張れって感じ~」

「超OKって感じ~」

どこぞのギャルからでも教わったのかイマドキ(当時の)の若者言葉操って見せるお祖父ちゃんが味わい深い(笑)。自分からどんどん歩みよって胸襟を開かせていくタイプなのかな?

鷹宮家も金持ちそうだけどそんなに敷居は高くなくて、竜也には浅見家より居心地良さそうだもんな。

 

で、お母さんも、息子に友達が出来てなんとなく嬉しそう。

これまでの面倒見の良さとか人当たりの良さ人懐っこさから、てっきり普通に友達とかいると思ってたんだけど、ちょっと違ったみたいだ。実は抱え込みタイプだからってのもあるのかな?ニチアサに良くいるタイプかも。

 

せっかくユウリがもう一度竜也を受け入れ、竜也もアヤセを信じて作戦決行しようとしたのに、カメ科学者が「玄武ゾーン」という異空間に5人を閉じ込めてしまう。画面のホワイトバランスを黄色くしすぎなのか、

アヤセ→ブルーが緑の腐ったような色に

ユウリ→ピンクが黄味がかった結果、赤くなって竜也とダブルレッド状態

ドモン→背景と同化して存在感が妙に薄い

と、なんじゃこりゃあ状態。

そこに5人のコピーが襲いかかって大ピンチ、で続く。

玄武ゾーンでふわふわ浮かんでるドルネロさんがかわいい。

 

■26話

「カネカネカムカム」

ドルネロさんホント可愛い。ドルネロさんの口からお金入れるタイプの貯金箱とかあったら買うかも。

 

玄武ゾーンに出来た裂け目から竜也とユウリだけが脱出成功。残る3人を救出するにはゾーンの同じ箇所に内側と外側両方から同時に破壊するしかない。ユウリが中に入る事になって、その待機中の竜也との場面が今回のキモかな?

失敗が絶対に許されない作戦を前に、いろんな気持ちを紛らわすためか唐突に「ウマ跳びしよう」と言い出すユウリ。えええ?似合わないというか、一見キャラとはかけ離れた発言に意表つかれた。

よく妹にせがまれたけど嫌がって拒否してた。殺されてしまいもう会えない今となっては叶えて遊んであげればよかったと後悔してる。

前回竜也に「隙がない、いつも完璧」と言われた事を実は気にしてたり、一方的に竜也の弱みを知ったのが不公平だから自分もって気持ちもあるみたい。

作戦を遂行できるかよりも、任務を終えて家族も恋人も、誰も待っていない暗い部屋に一人で帰るのが不安だと。

家族はともかく恋人作らないのは自分の責任なんだけど、ユウリみたいな自己完結的な生き方をインプットしちゃうとなかなか難しかったかもなあ。

 

うずくまるユウリ。家事方面にポンコツだから隙や弱みを見せないって訳でもないけど、こんな姿、男はぐらっと来ちゃうかもなあ。その肩に、竜也が躊躇いがちに手をかけようとした時にタックから作戦開始の指令だよ。

あと数秒遅くても良かったのに(泣)。空気読めタック、いやわざと?ねえわざと?

 

中に入ったユウリをコピーピンクがギリギリまで妨害するから、画面下のカウントダウン表示もあって、分かっていてもかなりハラハラした。

 

カメ科学者は倒したけど、ビルを壊されたくないオーナーからどんどん大金を貢がれてウハウハのドルネロさん。

お金が目的だから人を殺さない形で敵組織の企みの成功や強かさが描けるのね。上手い。

そして早速札束持って買い物に繰り出すリラに「あまり無駄遣いするなよ」と甘々。

この二人は本当に、お金を得るのも使うのも大好きなんだな。

怪人なんだからその気になればいくらでもお金を払わずに荒っぽく欲しいものを奪うことだって出来るのに。まあ以前宝石強盗もしたけど、お金があるならちゃんと使って楽しみたい。そこがこの二人を悪人なんだけど残虐非道の一歩手前で踏み留まらせて愛嬌つけてる感じ。

で、そういうブレーキがなくむしろ残虐非道こそが本分のギエンが、その中に混じってチラチラ埋み火を赤く光らせてる状態なのが怖い。

 

戦い終わって皆より先に帰った竜也は、エプロン姿でご飯準備して「お帰り」と皆を順番にハグ。

あーそういう、ユウリの話を聞いて、寂しさを埋めてあげようと思ったのか。ちょっと不器用だけど躊躇いなくそういう事を出来て、ホント優しいし前向きだよな竜也。

うるっと来かけて、ユウリのビンタで吹き出した。でもユウリちょっと嬉しそうで、よかったなあ。

竜也は自分も実は独りで抱え込むタイプだから余計に、ユウリをほっとけなかったのかもね。

そしてダメ押しのウマ跳び。えーと、シオンにドモン、それはウマ跳びか(笑)?

ぐっときたり意表つかれてハッとしたりうるっときたりハラハラしたり和んでほっこりしたり。とっても濃い2話で良かった。