キウイXのつぶやき

今はスーパー戦隊関連、特にルパパト関連の呟きその他をまとめたり考察したりしてます。ルパパトのノエルのスピンオフについて二言目にはしつこく要望してます。

タイムレンジャー1話~6話: 簡単に感想

タイムレンジャーの配信が始まったので見ている。

戦隊歴の長い友人からもお薦めと言われていて、ずっと見たいなと思ってた。

ルパパトロスにもある程度効きそうな予感もあって助かるのではと思う。今の精神状態のままでずっと、最後は「ノエルのスピンオフお願い」で締め括る記事ばかり積み重ねるブログになるのもキツいかもなあと思うし。

 

香村さんが戦隊脚本家をめざすきっかけになった作品みたいに言われていたり、彼女の初メインのジュウオウジャーの、レッドが人間で4人がジューマンという構成やそれに触れたOPが、レッドが現代人で4人が未来人というタイムレンジャーを連想させるという声も良く聞いたな。インタビューではそんな意識は無かったとの事だけど。

 あと、香村さんの初メイン:ジュウオウジャー(王道動物ファンタジー戦隊)→ルパパト(大人向け超異色作警察要素あり)という経歴が、小林靖子さんの初メイン:ギンガマンタイムレンジャーを踏襲してるようで、それが余計に小林さんの後継者的印象を持たせているかもしれない。

 

1話2話は世界観の説明とタイムレンジャーの結成、現代人のレッドと未来人の4人が共同生活を始めるまでを普通に分かりやすく面白く見せて貰った。

「未来は変えられなくても自分の明日くらいは変えようぜ」って有名な台詞は、私はゴーカイジャー40話、香村脚本のタイムレンジャー回で鎧の口から先に聞いたから、「これかあ!」って。

でもまだキャラに引き込まれるって感じではないな~と思っていたら、3話のアヤセはまだ謎を残した感じだけど4話のシオンドモン、5話のユウリ、6話の竜也と、ショベルカーで猛然とキャラの掘り下げを開始してきたって感じ。みんな背負ってる物と可愛げがあって早くも愛おしい。

 

故郷の星が滅んで天涯孤独、自分を調査対象としか見ない大人達に囲まれた生活だったため、初めての年の近い仲間が嬉しくてたまらず皆にわんこのように懐いてまわるシオン。純真で健気でちょっと天然入っていて可愛い。でも頭は良く機械にめっちゃ強く髪の色は3歳から染めてますみたいなアクセントをじゃりっと仕込んでる。

シオンを見てると、香村さんが当初ルパパトの咲也のキャラで想定していた子犬キャラのグリーンって、彼をもうちょい大人にした感じかなと思った。スーツアクターさんも小柄だし。大柄で顔濃いめ、ちょいワイルド入ってる横山さんとは外見のタイプが全然違う。

でも横山さんの咲也でなければレオタードコンビがあんな伝説級のインパクトにはならなかっただろうし、初美花を包み込む感じにもならなかったかもなあ。ルパパトのグリーン咲也は横山さんのお顔と身長で本当によかったと思う 。

 

子供の頃に家族を皆殺しにされ、ずっと独りで生きてきて誰にも頼らずというか頼る発想がなく、家族の仇を目の前にしても討ちたいという感情すら自己完結して何とか処理してしまうユウリ。見え方はだいぶ違うけど、頼るという意識の欠落がルパパトのつかさをちょっと連想させる。

それをさらっと「癖になってるんだろ」と掴めるアヤセも抱え込んでる物があるんだろなって感じ。

 

竜也は日本有数の財閥浅見家の御曹司。その超絶お坊ちゃま環境の一端も見えてきて、決められたレールの上から抜け出して自分の足で歩きたいと足掻く様子、自分の経験からその気持ちにも一定の理解を示した上でそれでも自分の後を継ぐ道からは逃れられないと息子に戻るよう諭す父親も良いなあ。

ドモンはシオンのメイン回である程度スポットは当たったけど次回が単独メインかな?ゴーカイ40話はチラ見えしたこの人の物語が切なすぎて、本編見てない癖にラストで泣けたので、追々はそちらも楽しみ。

 

敵のロンダーズファミリーの3人の退廃的な感じも良いし、圧縮冷凍と巨大化の仕組みもよく練ってあるな~と思う。動けないけど意識はハッキリある圧縮冷凍の設定、エグいわ。それて50年とか200年とか、自分が数時間でも苦痛なので想像しただけでぞっとする。

 

OPもEDも格好いいけどホント子供向け番組って感じではないな。特にEDはなんというか、この現代に長くはいられないだろう4人の儚さが出てる感じで今から切なくなる。

 

ただ、面白いし刺さるし4話で早くもうるっと来たけど、

自分を犠牲にして仲間を助けようとするアヤセ→ノエルさんだ

幼い頃故郷の星と家族を失った異星人の孤児のシオン→ノエルさんだ

とかちょくちょく重ねて見てしまうのはホント何とかならんかと思う。かなり重症。