キウイXのつぶやき

今はスーパー戦隊関連、特にルパパト関連の呟きその他をまとめたり考察したりしてます。ルパパトのノエルのスピンオフについて二言目にはしつこく要望してます。

スーパー戦隊最強バトル2話感想&ちょこっとジュウオウジャー

冒頭でガイゾーグと天晴&スティンガーが戦っているところに生身で乱入し、案の定ボコられて天晴がそれを庇ったせいで負傷し、なのに「邪魔するな!」と逆に突っかかってスティンガーに「いい加減にしろ」と胸倉掴まれ大和にも「あんな言い方はない」と責められる。

ゴーカイジャーって結構人気あると思うけど、そのレッドたるマベちゃんをあそこまで容赦なく突きおとせるのもメインライターにしか出来ないかもなあ。

 でもマベちゃんの場合、「邪魔するな」はしばしば「危ないからかかわるな」に翻訳されたりするんだけど、初見の人にはきついかもしれないと心配してしまった。

ゴーカイジャーは劇中で追加戦士に「みなさん基本的に第一印象悪いですからね」と突っ込まれる戦隊なんですすみません。

 

マベちゃんにブチ切れる大和先生。

そう言えばこの人は仲間が傷つけられたり誘拐されたりするのが本当にダメな人で、たやすくメーターが振り切れ、仲間を助けるために手段を選ばない鬼畜モードが発動したりするんだったと、なだめる天晴を怒鳴りつけた時に思い出した。

攫われた仲間を心配して狼狽えるあまり、犬の何倍も嗅覚のあるタスクに警察犬になれと躊躇なくレオ@成人男子の使用済み靴下を突き付ける人でもあったなあ。

 

大和の願い

病で亡くなった少年の生前の夢「大草原で動物たちと触れ合う」を一時でも魂を呼び戻す形で叶えてあげないというもの。

大和は自分の記憶から生まれた亡き母と再会した事がある。

宿敵バングレイが大和の目の前でもう1度殺し嘲笑う為という悪意から、大和の記憶を読み取り生み出したんだけど、その母親は記憶をかたどっただけの人形に留まらず魂を持ち、バングレイの斬擊を受けて消える前に、もう一度大和に会えた喜びを伝えた。

だから大和は亡くなった少年とも自分が覚えている限り今も繋がっていると確信していて、一時でも魂を草原に呼び戻す形で願いを叶えさせてあげられると考えたのかもね。

 

大和が1対3のバトルに挑んだ時はまさか勝っちゃうとは思わなかった。この人は絆(繋がり)が大事と言う割に肝心なところで独りで抱え込む癖があって、それがある程度上手く行っちゃうケースもあるのがたちが悪い。

でも、陸海空チームvsジュウオウイーグル→ゴリラ→ホエールの連続フォームチェンジ+OPは格好良すぎて反則。

「おーさすが坂本監督だ~」と思った。リラの太股強調は「あー坂本監督だったわはいはい」と生暖かく見てたけど厄介な監督(笑)

 

 ホエールチェンジガンでのトドメって、確か初登場の時に月だか星だか削ってなかったっけ?それを「殺し合う訳じゃない」とか前回言っておいて先輩にぶちかます大和くんにびびった。

 

ラストの、ガイゾーグの鎧の中の天晴は、マベが心の奥底で恐れていた事が形になっちゃったのかもなあ。

だいたいマベちゃんくらい戦隊世界で生きてたら、敵が仲間の技を完コピしていたら悪い予感しかしないし、迂闊に他の奴を巻き込んで対戦させたくなくてああいう態度だったのかも。

肝心な所で一人で抱え込みたがるのは大和もマベも似た者同士なとこあるかもなあ。人当たりは180度真逆だけど。

 

にしても、相変わらず荒川さんは5人のキャラ分けと役割分担を打ち立てるのが早くて上手いなあと惚れ惚れ。

優等生のまとめ役だけどツッコむところは容赦なくツッコみ、一人で抱え込む欠点も見せながら話を進める大和

超俺様で現時点ではピリピリし和を乱す秘密主義のトラブルメーカーだけど根はいい奴を臭わすマーベラス

おおらかで場を和ませるために進んで馬鹿が出来る天然イケイケ系の天晴

人見知りで寡黙、謎や違和感に向かって単独調査を進めるスティンガー

そしてカグラは今のところは賑やかしポジだけど次回頑張る予定。

正直、スティンガーと天晴はこれまでで今回が一番好感度が高く見やすいかも。

 

 レジェンドの寄せ集めなんだけど、1話で大和とマベ、2話で天晴とスティンガー、3話で恐らくカグラと追加戦士の番犬と、宇都宮戦隊以上に次々とスポットを当てて一つの「戦隊」として改めて構成していくのを見せる手際が良くてワクワクする。その分、次戦隊がPも脚本も監督も初戦隊なのでちょっと心配になってきたくらい。

 

ジュウオウジャーについて少し。

上記のバングレイは他人の頭を掴むことで記憶を読み取り、記憶の中の人物を実体化する能力がある。

下手に他人の記憶を読み取れたために他人との関係に絶望したのかは知らないけど、二言目には「繋がり」が口癖の大和を毛嫌いし「バリ苛めたくなるタイプ」としつこく嫌がらせしていた。嫌がらせと言うと軽く聞こえるかもだけど、やったことは、亡母のこと以外でも、大和の旧友の結婚式に乗り込んで旧友を殺そうとしたり、大和を誘拐して他メンバーを呼び出し、大和の目の前で殺そうとしたりという超陰湿凶悪なもの。

また「記憶を読み取り実体化」という能力がめちゃめちゃ便利で、再生怪人を生み出し、亡き母のエピソードで大和の過去を掘り下げ、敵の幹部クバルの反逆心をあぶり出し、メンバーの偽物を作り出し、総集編や偽物とのバトルで費用を浮かせ、2000回放送記念のゴーカイジャーとのコラボ回でも他戦隊の敵を作り出して、本人は全合体ロボのお披露目回で敗れたものの、記憶を読み取る能力のある手を奪ったクバルがジニスの反逆に利用するという、骨の髄まで有効活用され尽くした敵だった。ちょっと便利すぎて頼り過ぎたきらいすらあるかも。

 

追加戦士の操は、コミュニケーションに超難ありの超ネガティブ思考でその成長が中盤からクリスマス決戦までの中心みたいな感じだった。

 

大和「今度皆で一緒にご飯行こうね?」

操「いつ?いつ行くんだご飯?!」

最初はこんな感じ。

ちなみにルパパトだと

圭一郞「人間である以上助けない選択肢はない」

ノエル「人間じゃないから助けなくていいからね」

 と、ベクトルとかは全然違うけど、香村戦隊の追加戦士との会話は思わぬ処に地雷ありだったなあ。どっちもいろいろ心臓に悪いし。

ただ、操関連はむしろ本筋より力入り過ぎた印象すらあるのに対し、ノエルはWレッド優先厳守とテコ入れでいろいろ思うところありで難しいな。

 

人間界とジューランドという分かれていた二つの世界が地球の意志で融合するという誰も予想出来なかったであろうラストは物凄くびっくりして大笑いするしかなくてワクワクした。

反面、人間とジューマンの共存なんてこれから大丈夫か?現実には厳しいしって心配して、ちょいラストぶっ飛びすぎなんじゃ?って思った。

けど後の香村純子さんのインタビューで

「これから小学校へ上がるお子さんへの応援メッセージです」

みたいなこと言われたらもう全面降伏するしかなかったよ。