キウイXのつぶやき

今はスーパー戦隊関連、特にルパパト関連の呟きその他をまとめたり考察したりしてます。ルパパトのノエルのスピンオフについて二言目にはしつこく要望してます。

ルパパト38話感想: 主にノエルについての泣き言

圭一郎達が「一人の人間として助けない選択肢はない」という人達なのは割と警察でも自衛官でも共通認識だと思うしノエルも圭一郎達はそういう人達だと以前から分かった上で好きだと思っていたんで今回の展開は正直戸惑ってる。

というかごめん、ぶっちゃけ私はやっぱり今回の話が辛い。

警察がノエルを守るのに基本的人権の尊重以外の理由がなかったことも、それなのにノエルが感動して喜んでしまっていることも。

何でも良い、何か一つでもノエルの人間性でも警察官としてでも、かけらでも良いから認めて貰える展開が欲しかった。

ノエルは自分が助けられたことに驚いてたけど逆の立場ならノエルだって助けてたでしょとしか思えないんだよ。

それが情から来るのか警察官としてなのかは別にしても、これまでのこの人を見てきたらそうとしか思えないってのもある。

それに胡散臭くて秘密が多くてビークルも渡さなくても、ノエルだってこれまでパトレン達のためにいろんなことしてきてるよ。

老化や子供化から守ったり、記憶喪失から救うために快盗を説得したり、ヨッシーから守ったり、分裂被害者の救助方法教えたり。

御礼言われたこともなければそういうことがあったと知られてないことすらあるけど、登場から20話近く経て、彼のそういうところを警察がどう思っているのか、私個人には感じ取れないのも辛い。

 

ノエルの「ビークルを自分で使わない理由」もお預け。サイレンを使うにはVSチェンジャーが必要だから、てっきりここで明かされると思い込み過ぎてしまい、前日に張り切っていろいろノエルの考察したりしちゃったせいでなかなか気持ちの切り替えが出来ないよ(笑)

 

今回のお話、私はスタッフさんも見せたいものを見せきれなかったんじゃないかと思えてならない。

東映公式の見所紹介にに「快盗と警察が激しくぶつかります」ってあるけど実際にはぶつかってない。ノエルの心の中でそのつもりだっただけ。

本当はどこかの段階まではノエルとパトレンは実際にバトルする予定が尺か何かの理由で叶わなくて、代わりに圭一郎達の邪魔をするつもりだったのにその彼等に助けられたという負い目がそう感じさせたって見せ方にしたのかもとは思うけど。

スタッフさん達の中ではノエルはパトレンの前に立ちはだかって、飄々としたいつもの口調に内心の苦悩を滲ませながら攻撃を仕掛け、傷つけ、だからもう彼等とは決裂してしまったんだと諦めたその直後にデストラに襲われ庇われたのならノエルの驚きも感動も私にはしっくり来るんだ。

 

一度にビークル2つ出してそれぞれ見せ場を作ったら尺が足りなくなるのはわかっていて、それでもただ快盗が装備を入手する話を2話も続けたくなかった。

ノエル強化は警察組と距離を縮める話を絡めたかった。

装備を貰えない警察だって強い所をちゃんと見せたかった。それを一話でやろうとしたのが今回。

せめてスーパールパンエックス→サイレンパトカイザーの流れだったらこのスタッフさん達ならそこに至る過程としてもっともっといかようにもノエルとパトレンの関係を踏み込ませて熱いドラマを作れたろうにと思えてならない。

でも→サイレンルパンカイザーはやっぱりハードル高すぎたよ。尺もないし、今回はドラマはあのくらいに留めたんじゃないかと思う。宇都宮Pの見所解説からも25話や30話32話ほどの熱意は感じなかったので製作側の認識、満足度もその程度なのかもしれない。今回、これまでになく、てこ入れがなかったら見られた物語を見てみたいと強く思った。

 

追加装備を貰えなくなってパトレンは戦力的に不遇と言われるけれど、その分配慮して警察の精神的優位性を維持しようとする意志は強く感じる一方で、このテコ入れで割を食ったのは実はノエルのような気もする。テコ入れがなかったらもっと早く中立な位置に立って、コレクション集めも大事だけど警察にも装備を与え続けるノエルが見られたんじゃないかなって思えてきた。今回もパワーアップ回というのにノエルの好感度を上げるような新たな面は見られなかったし。あとノエルびいきとしてはネットでの一部のパトレン派の方達のノエルへの風当たりの強さにびっくりして悲しい。

 

香村中澤組を持ってしてもスーパールパンエックスからサイレンルパンカイザーの流れを圭一郎達とノエルとの一歩深まったドラマからの流れにはめ込むパズルはハードルが高かったのかな。悲しい。一方でこのお二人でここまでなら仕方ないのかなという気持ちが混ざってまだ整理がつかないよ。

 

ノエルの使わない理由は先延ばしなのか消えたのかもちょっと気になったり。ちゃんとやってくれるよね?

ノエル=クリスマスなんで年末販促エピソードでそれも含めてノエルさんの事情が色々分かると良いな。宇都宮戦隊のクリスマス販促決戦回は追加戦士にスポット当たることが割と多い記憶だしお願い。

  

次のビクトリーでやっと新商品展開は終わる。そしたらもうスタッフさん達には好き放題やってほしいよ。

販促的にも今後は警察にも分散させた方が一つ一つの装備の出番も増えるし、渡る過程のドラマを、むしろこういう事情でもなければ見ることの出来ないドラマの形で見たいよ。

実際、片方の戦隊でサイレンとビクトリーの販促を一手にやるのはきつくないかな?

 

デストラさんについてちょっと。

ドグラニオがデストラに「お前の金庫今空だろ?」って聞いたのは、「だからビクトリーを回収して自分の金庫に入れて使え」って意味かな?

ゴーシュには実験のために5.つも6つも気前よく渡すけどデストラには自分で取って来いと?随分待遇に差がある気がする。その力があると認めているからこそでもあるけど結局失敗してるの今後に影響あるかな?