キウイXのつぶやき

今はスーパー戦隊関連、特にルパパト関連の呟きその他をまとめたり考察したりしてます。ルパパトのノエルのスピンオフについて二言目にはしつこく要望してます。

ルパパト32話感想: 杞憂再びとノエルの覚悟、共闘への道のりとか

まず最初に。

正直言ってこんな山場回が香村さんじゃないの不安だったけど疑ってごめんなさい。

大和屋さんありがとう。

ボウケンジャーでもメインライターの代わりにクリスマスのクエスター決戦とか山場回のピンチヒッターを務めていて宇都宮PはそれにサブPとして立ち会ってたからこそ、この大事な回を託したのかな。

一方で30話のあれこれがいかに香村さんに負担だったのかって、改めて背筋が寒くなるけど、スタッフさんたちがこの難関をいろんな力を結集して乗り越えていくハラハラドキドキをリアルタイムで体感してるのは貴重なことでは?って気もしてきた。

難関はまだ終わりじゃないけど、これからも頑張ってほしい。

 

双眼鏡の件、コグレはコレクションを格納途中なのに退出するほど何をそんなに慌ててたんだろう?

ゴーシュが持ってることをノエルに知られたから?

ノエルがそれについて何かを魁利達に話すことを恐れたから?

 双眼鏡の能力自体もヤバそうで、自分の能力の強み弱みを細胞レベルで丸裸にされたら勝てないだろなってのはのはわかるけど、ノエルの反応だと双眼鏡は他のコレクションとは何か別格で特に行方を気にしていたように見える。

コレクションの名前は「世界を癒す」ってなんかやたらとスケールが大きい。ひょっとしてコレクションを全部集めたら起こることに何か特別な役割でも果たすんだろうか?

 

今回の振る舞いで、初美花パパ回でいい人イメージに傾きかけたコグレの黒さ胡散臭さが復活。

一方でダメ出しされてもコグレの名前を出し続ける初美花。

魁利と透真が食べられた絶望的な状況で助けて貰った時のことがあるから、彼女にとってだけはコグレは今でも、絶体絶命のピンチをなんとかしてくれる頼れるおじいちゃんなのかも。初美花のそういう思いが裏切られたりするんだろうかとは心配しすぎかな?

 

コレクションに対する国際警察日本支部のスタンスは

怪人の金庫に入っていたら、回収すれは戦力になりうるとも市民の安全第1で金庫もろとも撃破優先

入っていなければ、ビークルなら装備として時には快盗とも争奪戦、但し快盗から奪い返すために怪人撃破を引き伸ばしたらビンタ

ビークル以外はよくわからん「あんなもの」

かな?

これまでは物理的にも回収不可能だから迷いもなかったけどこれからはどうするのかな?

フランス本部直属のノエルはコレクション回収も任務。但し回収したコレクションを一つも国際警察に渡してないなら本当にそんな任務があるのかは疑問だけど。

 

決闘を決めた時の部屋には上司のヒルトップは不在。あずかり知らぬこと。

咲也の謹慎を見ても、現場の緊急避難的な判断以外では国際警察が組織として方針を変えるにはそれなりのハードルがあるはず。

組織が逮捕対象に定めたルパン組との共闘は、例え現場のパトレン3人が望んでも上部が認めなければNGだろうね。

フランス支部との協議にどんな結論が出たのか出なかったのか。

内通者、咲也を「陽川」と呼んで戦力部隊爆殺を指示した奴がどの地位にいるかも気になる。たぶんそいつにとって警察と快盗が手を組むのは都合悪いことだよね?

 

一方的にボコられるつかさと咲也を目にした魁利達3人。

金庫破りを頼んだ相手は圭ちゃんでここにはいない。ノエルもいない。

今3人で参戦してもコレクション回収にはメリットがない。強化された敵の力を考えれば逆にダメージを追うリスクだけ。

だけど本来邪魔だったはずの警察2人のピンチをこれ以上「だからって黙って見てるわけにも行かない」のね魁利。透真と初美花も同じ気持ちでもはや疑問すら持たないのね。

確実に変わっていく快盗の警察への気持ち。

 

圭一郎は何が一番大事かは凄く確固としてるけど、思い込み激しいし決して柔軟性のあるタイプじゃないから、想定外のことへの対応や、それまで正しいと思ってやってきたことを否定することは人より苦手で、何かあるたびにガツンガツンいちいち躓く。納得して正解にたどり着く道筋はもしかしたら人より遠回りかもしれない。

でもギリギリのところまで追い詰められるといつも咄嗟に本能的に最適解を掴むのね。

圭一郎は、本当はどこかで快盗との共闘が正解だと気付いていて、でも認められなかったのかもしれないとも思ったりする。「今度は共闘せずとも倒す方法を必ず見つける」なんて言い訳じみてて苦しかったもん。考えてる間に市民に被害が拡大しても良いの?って。

ぼんやり彼方に見える共闘が正解かもしれないけどそこにたどり着く回路が上手く見つからないから決闘に乗って、勝てた勝負を咄嗟に譲ったのかも。

 

これまでノエルが苦戦して転がってる時はだいたいルパンXの時の印象。

もともとルパン家の者だし変身前の動きを見ても本来は魁利達が身につけたのと同様、俊敏性と回避力に優れた戦闘スタイルなんだろうな。

でも両戦隊の弱点カバーのためにルパンXでは俊敏性を犠牲にしてでも防御力重視。

もし魁利がパトレンジャーに変身して戦ったらたぶん魁利の持ち味はだいぶ殺されるのでは?それが今のノエル@ルパンXの状態なのかもと考えると、圭一郎との決闘はパトレンXの方が有利だったかもしれない。

だけど快盗代表として敢えてルパンXとして戦ったのかな? 

 

 初めてハッキリと、快盗と警察の共闘が自分の選んだ道だと叫んだノエル。


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 以前このマークについてこう書いた。

Xの文字がVとSを組み合わせだとの指摘を見て、考えた人も見つけた人も凄いなと思った。

快盗でも警察でもあるノエルを1文字で表してると同時に、いつかは共闘できればというノエルの願いと、両陣営を繋ぐのがXである自分の使命だって決意がこっそり隠されているんじやないかって疑いたくなった。

やっぱりそうだったんだ。

V(快盗)とS(警察)をX(自分)が必ずひとつにするんだと。

「できるできないじゃない。やらなきゃいけないんだ!」

という決意を込めてのVとSを組み合わせたXマークだったのか。

 

今は敵対する快盗と警察を必ず共闘させる、自分はその架け橋になると決意して、ステイタスゴールドみたいなヤバいのもいるから、共闘が成るまでは自分が両方の盾になろうとスーツ特性をそれぞれの弱点をカバーできるようにして、それが難しいことも寂しがりの癖に誰からも信用されないことも覚悟して来日。

そしたら、思いがけず警察メンバーの快盗メンバーへの恋なんて素敵なものに出くわしたから、嬉しくて嬉しくてあんな風にのめり込んで応援したんだろね。

でもそれが裏目に出て、自分が守るはずの快盗を逆に命の危険に晒してしまったんだとしたら、あそこまで悔しがるよなあっと改めて納得した。何やってんだよ自分て。

 

25話の共闘ではノエルとルパン組に信頼が生まれたけど今回の共闘ではまだパトレン組とはそうなってない。

圭一郎がノエルの言葉で快盗達の事情をある程度知っただけ。

もう少し先かな。

つかさとノエルのあれやこれやに決着がつくのはその時だといいな。既にそのための仕込みも始まっている感じするし。

ただ、ノエルの平和を守る覚悟を信じようとした圭一郎の気持ちは間違ってなかったね。

 

まあでも今回は、ノエルさんの熱い叫びがいくつも聞けて良かったよ。

登場して10話余り。

信用されず取り囲んで責められたりおとりでさらわれたり大怪我してニチアサ巻きデビューとかそれなりに結構な目に合ってるけどなかなか感情高ぶらせないもんで、これまで一番の渾身の叫びが

「傷だらけの僕を寒空の下放り出すのかい!?」

なのはどうしたもんかとかしょーもない心配をしていた。

 

次回

魁利→自分の部屋から文字通り引きずり出す

圭一郎→首根っこ掴んで後ろ向きに引きずっていく

 内に秘めた熱い思いの一端を打ち明けて、ちょっと距離が縮まったかと思った途端、ダブルレッドからの扱いが雑になるノエルさんが可愛い。