キウイXのつぶやき

今はスーパー戦隊関連、特にルパパト関連の呟きその他をまとめたり考察したりしてます。ルパパトのノエルのスピンオフについて二言目にはしつこく要望してます。

ルパパト27話感想: 咲也の「素直さ」などなど

咲也のキャラについて。

番組開始前のキャラクター紹介で「素直でお人好しで騙されやすい」と見た時にはもっと従順なタイプになるのかと思った。

でも始まってみたら、TPO構わず感じたままに

 

先輩を汗臭いと言う

まだ2回目のビストロで初対面のウエイトレス(未成年)に凄い勢いで可愛いと言い名前を聞き出そうとする

更にめげずにアタックを繰り返し、その行動原理は「可愛い子とは仲良くなりたい」と悪びれずに気の多さを先輩にも披露

「今融合すると先輩の毒が僕らに」と当の先輩に言う

 

って感じで「随分アグレッシブな素直さだな」と思った。なんでもハイハイと言うことを聞く素直さじゃなくて、いろんな意味で屈託なく伸びやかに自分を出していく。そして他人の言動の裏や表情などからの余計な情報をあまり気にしたりせずに性善説でポジティブに受け取る。

ガチ恋相手にも自分の気持ちをありのまま飾らず誤魔化さず正直にぶつける。

それが香村さんの思う「素直さ」なのかな。

彼のポジティブさが最高な形で発揮されたのが、15話で颯太くんに「快盗にまかせれば良いじゃん」って言われた時の「心配してくれてるんだ。ありがとうね」だったと思う。

 

 そこにサブライターさんがどんどん化け物じみたポジティブを積み上げていく。

女体化してもすぐにその状況を前向きに受け止め、メイクさんやスタイリストさんに女性として「仕上げて」貰い、映画撮影継続を切望する。

怪人に操られたのもあるにせよ、入門して三週間で師範代になったことも稽古がエアロビクスそのものなのもおかしいと思わずに突き進む。

正直、サブライターさんが話をギャグに転がしやすいように誇張化してる感じはあって最初は違和感もあったけど、大笑いできたのも本当だし、ここまで突き抜けられたらもうこれはこういう形で大輪に花開いてしまったんだなあと圧倒されてしまった(笑)

メインの香村さんが今後にむけてコツコツと初美花の咲也に対する好感度を積み上げていく側から、一瞬にしてゼロまで引き戻している気がしなくもないけど(笑)

 

ただし例外はあって、それが振られる時の「いい人」=振られるサイン。さすがのポジティブお化けでもトラウマになるくらい繰り返されたということなのかな?

 

 一方、いつの間にか咲也となかば強引に「ギャングラー被害者の会」コンビにさせられつつある透真。

この回で完全にいじり方のツボが確立したというか、扱い方のターニングポイントになったんじゃないかな。これまで頑なにキャラを崩さずに来たのもそこに本人の美意識=格好つけ志向が強固にあったためだったってことで、そこを突けばぐんと崩しやすく笑いをとりやすくなった感じ。

こういうところはベテランのサブライターさんだからできたのかもで、香村さんも後々やりやすくなったんじゃないかな。

 

敵の思惑と国際警察の闇について。

ギャングラー怪人だったお師匠は誰かから電話を受けた後、お萩と偽って爆弾を咲也に渡し、国際警察に届けさせてパトレン達を爆殺しようとした。トゲーノが功名心から警察官殺しを計画したのを除けば、ギャングラーがテレビ本編ではっきり国際警察を標的にしたのは初めてかな?

電話での指示だけだったのでわかりにくいけれど、これがもしドグラニオの「俺も少し考え」た結果なら、今まで雑魚と見て余裕で泳がしていたのをやめて本腰入れて潰しにくるのかなという気もして不穏。

さらに電話を受けた怪人にわざわざ「陽川って誰?」みたいな反応を怪人にさせてるのも不穏。電話の主は咲也を国際警察の「陽川」と認識してそう呼んでいると。

誰?わりと早くから国際警察内部にギャングラーに加担して情報もらしている人物がいるらしいのは仄めかされてはいたけど。

これまでに出てきた登場人物だとあの相島さん演じる嫌な上司しか思い浮かばないし、ルパパトはサブライター回でも重要な情報が示されたりはしてきたけれど、彼はちょっとそういうタイプとも違う気もするし、まだあまり考えない方が良いのかな。

 

あと、ここのところ、警察メインでも快盗はお宝奪取のためしっかり絡むけど、快盗メインの時は警察は蚊帳の外で活躍なしなイメージがあったりして、ぼちぼち熱烈な警察派の方々からの不満を見かけるようになってきたのは気になるところ。パトレン玩具の不振との話と併せてヒヤヒヤする。これからの布石と思いたいけど、もうちょっと、快盗から見せ場を譲られてじゃなくて快盗に打開できない局面を警察が、という場面があって良いかもと。次回も快盗メインだし。

 

まあでも、今回は30分間笑いっぱなし。

私、宇都宮戦隊は大好きなんだけど、時々ぶち込まれるそれまでの繊細な作風を破壊する強烈ギャグ回がわりと苦手で(シンケンブラウン回とか剣玉探偵回とかライダーだけどウィザードの九官鳥回とか)、でも性転換回の時にはそこまで苦手と思うこともなく楽しめたからもう大丈夫、と払拭されたと思っていた恐怖が蘇って来たんだけど、今回も思い切り大丈夫だった。

先に性転換回をやっていたので「ルパパトはここまでやる」という許容範囲が拡大してたのかな(笑)