キウイXのつぶやき

今はスーパー戦隊関連、特にルパパト関連の呟きその他をまとめたり考察したりしてます。ルパパトのノエルのスピンオフについて二言目にはしつこく要望してます。

ルパパト25話感想: 魁利とかノエルとか

魁利のことは概ね気に入っているものの、サボり癖だけは気になって、6話の「本業はやる気ある 店はやる気ない」も「お前主人公だろ仲間のためにももうちょっとなんとか考え改められんか」と思ったし、仕事に命かける圭一郎を理解できないときも「仕事なめんなよ~まだ子供だからか?」と少し思ってた。

ダブルレッドの片割れ圭一郞に比べても明らかに掘り下げ足りないからもう一つ掴めてないのももやもやしたし。

でもあの何にもない、個人的な楽しみや嗜好すら一切見当たらない空っぽな部屋見たら、「やる気ある」も「やる気ない」もこちらの想定より遥かに重く刺さってきてしまって、もうなんか、「知らずに無理言ってごめんなさい」と言いたいような感じ。

 同じ今を捨てていても透真は褒められれば嬉しいくらいにはプロの料理人で、初美花も服飾好きだし夜逃げの時に持ち出したい荷物は一杯あるくらいには今の生活を大事にしてる。そういうものの見当たらない魁利との差なんだろうかと。

魁利の場合、兄貴に憧れてバスケをやり、敵わないから恐らくやめ、反発で多分ぐれて、と今のところ行動原理が兄貴にしかないようにも見える。もともと兄貴が全ての子が目の前で奪われてしまったのかもと。

ただし、もしかしたらだからこそ魁利は、もともとバスケやる運動神経はあったにしろ、

自分の全てを快盗のスキルアップだけに注げて他より頭1つ抜けるほど戦闘力を高めることができたのかもしれない。

 

 今回のダブルレッド、圭一郎は掘り下げるほど豊かな人間性を積み上げてきて魅了するけど、魁利は掘り下げるほど底なしの虚無に引きずり込んでくる。そういう点でも対照的なのかな。

 

今回は5~6話毎にやってくる山場、節目回の中でも初の2戦隊共闘でいろいろ良かった。つかさ先輩は言うまでもないから他にちょこっとした部分で。

 

暗号解析してるノエルの意図を誰より早く察して手だけで魁利を制する透真も良かったな

さすがプロフェッショナルコンビ。

24話のつかさ先輩と魁利だけでなく、23話の透真とノエルの関係もこう拾ってくるの丁寧。

 

今回の圭一郞は、全体的に損な役回りだったけど、泥臭く縁の下の力持ち的に頑張ってた。

快盗の援護なんて頭でわかっても気持ちが全然整理できないし声なんてかけてやらないけど、やると決めたんでとりあえず他が弾き飛ばされても1人しがみつき続けてガンガン殴られても顔ぐきぐぎやられても離れずなんなら余計な腕も押さえておく、それが朝加圭一郞。

 

今週のノエルさん。

 

ラストでジュレに居座りたがって駄々こねるの見てびびった。

めっちゃ可愛いけど、あなた、そんな寂しがりの甘えん坊の癖に、誰からも信じて貰えないようなキャラと立ち位置を敢えて選んで日本に来たの?って。

こうして見るに初登場時のキャラは相当無理して作っていたのかな?

信頼関係できた快盗相手には一気に地を見せてきたけど警察相手にはまだ時間かかりそうかな。咲也との恋バナ本当に楽しそうだったし本当は人一倍みんなとワイワイやっていたい奴が何をどう抱え込んでああしてるのか。

 

でも、データカードダスの最新のスペシャルカードを見て少し考え込んでしまった。

スペシャルカードって、その回の印象的な場面を台詞付きでカードにしてるんだけど、

魁利と何もない部屋のカードに「まるで君の心の中だ」ってセリフがついてる。


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本編にない台詞が付くのは珍しいから、状況的にはノエルの台詞がカットされたのかな。

今回は超盛り沢山な内容だったし、このセリフがなくても予告時点で私含めて同じ印象を持った視聴者はたくさんいるからカットしたんだとしたら正解だとは思う。

けど、ノエルのセリフだとすると、そんな部屋にいつまでも居座ろうとジタバタしたのは単に自分が寂しいからだけだったんだろうか?って疑問がわいてくる。なんかほっとけなかったんじゃなかろうかと。

そして私の中で順調に積み上がっていく、ノエル超お節介お兄さん疑惑。

 

ラストのわちやわちゃぶりは楽しくわらえたしほっとした。

コグレさんは一度もご飯食べてかなくて慇懃無礼に一線ひいてくるから、魁利達もいつしか所詮は捨て駒かよって思ってたし、警察は皆良い人で圭ちゃんとか懐いてるけどその関係の足元は嘘でできてるからどこか気を抜けなくて、ジュレ三人が他の人を交えて心からはしゃげたのは今回のノエルが多分初めてなんだろなって思うと、ノエルの何が嘘で何が本当でも、根底にあるのは温かいものであってほしいなって。