キウイXのつぶやき

今はスーパー戦隊関連、特にルパパト関連の呟きその他をまとめたり考察したりしてます。ルパパトのノエルのスピンオフについて二言目にはしつこく要望してます。

仮面ライダーゼロワン8話感想: 不破さんだってたぶん怖い

或人は真白ちゃんにデレデレしてたけど、イズちゃんだって超絶可愛いし、アンナさんもかなりの美形だったのに、初対面からビジネスライクだったんだよな。

男としての或人は、いかにもお人形さんやアンドロイド系の硬質感よりふんわり包み込むみたいな柔らかさを感じさせるタイプが好みなんだろかな?確かに真白ちゃんはイズちゃんやアンナさんよりは人間ぽいというか、より体温を感じさせるところはあるかも。

 

で、真白ちゃんは或人を持ち上げて体重や血圧を測定してたけど、あれは現時点では真白ちゃんだけのやり方なんだよね?

まさかと思うけど病院全体であの計測方法を採用してたりしないよね?

いやもし不破さんを持ち上げようとしたヒューマギアがいたりしたらどうしようって(汗)。

断固拒否する不破さんとの攻防を見たい気持ちと、彼の心中を思えばそんな場面を見たがる心根は鬼畜だって気持ちがせめぎ合ってしまった。

 

だって普通、健診の時には余計なものは身に付けないよう指示されるもんだけど、不破さんは無視して変身装備のキーをずっと握りしめていたんだもんな。

たぶんヒューマギアだらけの病院内で、端から見るより何倍も恐怖心と警戒心を持って検査に臨んでいたろうと思う。

ヒューマギアが自我を持ちうるなんて聞いてしまったら尚更だよ。検査着だけの丸腰なんて、襲ってくるヒューマギアに抵抗する術なく逃げ回る無防備な少年だった時と大して変わらない。そんな状態で、「自分の意志で」自分や他の人間の患者に危害を加えるかもしれないヒューマギアに体を預けるなんて選択肢は、彼の中にはなかったかもなあと。

でもその緊張を一瞬解いたのが或人のギャグだったりして、とか思ってみたり。

真白ちゃんが自我を持ち始めたのでは?って疑いが持たれた時の即破壊モードといい、今回の不破さんは全般的に余裕をなくしてピリピリしているのも無理ないかなと思う。

 

だけど、病院で働くヒューマギアは個人情報を扱うため、独自のローカルネットワークで管理されてる分、他のヒューマギアよりセキュリティは強固に出来ているとのこと。

殺ちゃんのハッキングも失敗。

この仕組み、これだけ滅亡迅雷ネットの被害が拡大してるなら他業種のヒューマギアにも最低限のセキュリティ対策として早々に標準装備してほしいな。ね、社長さん。

 

そのセキュリティを破るために唯阿が技術顧問やってる研究所を狙う滅亡迅雷。

そこで開発中の巨大ロボット「ギーガー」は暴走したマギアを強制的に制御出来るって。

それはそれでギーガーを制御する側のモラルが問われて怖い。唯阿が密かに連絡を取り合う正体不明の男に、それが備わってるとも思えないのがこれまでの平成仮面ライダーを見てきた感覚。

 

そのギーガーがハッキングされて、まともに稼働する前に病院のデータセンターを破壊し、瓦礫に埋もれた人々を救助中のたくさんの医療ヒューマギア達を一斉にハッキング、マギア化してしまった。

強力な制御能力があっても、その本体を乗っ取られたら却ってその分だけ大きな脅威になってしまうのが怖い。

ギーガーは戦闘中は止まってたのかな?ただ暴れ回るだけでも甚大な被害が出そうで、研究所の責任が問われても不思議はない感じだけど、今後も活躍する事はあるのかな?

 

イズちゃんのハッキング回避能力が毎度の事ながら凄い。いつも当たり前のようにかいくぐって避けてるけど、何か特別仕様なんだろうか?

一貫ニギローが襲われた時にも同じ場所にいたけど、触手が弾かれたか避けたように見えなくもないし。或人社長は一度きちんと調べた方が良いと思う。

 

滅と迅はヒューマギアだった。

ただし迅の耳元は他のヒューマギアとは形状は異なるけど綺麗に整えられているのに、滅の耳元はヒビだらけで痛々しいような不穏な感じ。

迅は滅が作ったけど、滅は何かイレギュラーな事態が起こったのを連想させる。人間がコントロールするために着けていた物を無理やり引き剥がしたか、それとも今見えてる装置を無理やりねじ込んでくっつけたか、とかいろいろ想像出来て、今はそれだけでも面白い。

 

で、その何かを先代社長は絶対知っていたんだろうね。でなければ、あんな遺言にならないし。しかももしかしたら彼らを12年間抑え込んだのかもしれないんだよな。彼の死を知って滅亡迅雷は活動を再開したんだから。

でもここまで大事になって来ると、死んだのは何か対策のための嘘で、どこかのタイミングでしれっと蘇ってきても驚かない(笑)。

 

滅の役者さんはここまでもう一つ印象が薄かったんだけど、今回はやたらかっこいい刀効果もあってか、一気に存在感が増した気がする。濃いめの顔と紫のサソリの組み合わせに何か既視感と悲劇と喜劇の予感も覚えるけど(汗)

ライダーのスーツアクターはジオウまでずっと主役ライダー張ってた高岩さんだそう。そういう目で見ると、一人だけ貫禄が違う気がする。でも主人公時代にはなかった重厚感も感じるから、悪役ライダーとしての演じ分けもあるのかな。気のせいかちょっと岡元次郎さんが立ちはだかってるような風味も。

 

その高岩ライダーに完敗して大爆発したバルカン不破さん。人間より頑丈な怪人が爆死する火薬量に勝るとも劣らない迫力と切迫感で引きだったけど、予告見なくても生きてる間違いない凄い安心感なのは話数一桁時点だからだけじゃないな。不破さんだから。彼にとっては悪夢のような一日だと思うけど。

その次回予告ではさっきの病院に運び込まれていて、今回ちらっと出ていた医師ヒューマギアが、手術が必要と言っていた。

 

7話でヒューマギアが自我を持つと知らされた時、たぶん命を救って貰った過去からその自我が全て善意に向く最高な可能性を思い描いていた或人と、たぶん殺されかけた過去からその自我が悪意に向く最悪な可能性を思い描いていた不破さん。

今回は或人が、悪意で人類を滅ぼそうとするヒューマギアの存在を突きつけられてしまった。

次回は、不破さんがヒューマギアの善意の自我に救われたりして、それぞれの認識が揺らぶられたりするんだろうか?

ただ、或人は不破さんに比べてイマイチ「ヒューマギアが心を持つ」って事に対してピンと来てない感じもする。もしそれこそがイズちゃんも絡めてメインテーマに関わってくるなら、現時点ではそういう段階、ってことなのかもだけど。

 

いかにも名医設定っぽい医師ヒューマギアの名前が「お見事先生」って聞こえたんだけど、「白衣の天使真白ちゃん」といい、医療関係ヒューマギアの名付けセンスにこれまでのアンナや一貫ニギローと比べると相当な自負を感じる(汗)。

これだけ大量流通してるなら、ヒューマギアの業種別にチームか部門が分かれてるのかな?もともとヒューマギアは医療目的が発端なら、うちの分野が本家本元みたいなプライドもあるかもなあ。