ルパパト17話: 荒川さんの初美花
17話を見てから頭に引っかかってること。
初美花はなんであそこまで常連客の圭一郞への恋に肩入れしてお節介を焼いたのか。しかも圭一郞の気持ちそっちのけで。
ヒルトップの見舞い要請を瞬殺したように、誰かが咲也に肩入れして自分も圭一郞がされたのと同じことをされたら嫌だろうにと。
脚本はサブの荒川さん。思い出すのが同じく彼が担当した13話で、おばけが怖いことがばれ、俯いて謝るつかさを初美花が後ろから抱きしめて励ましたこと。
もしかして初美花は、自分や詩穂に年のちかい若い女性が気落ちして俯いていたりすると、否応なく応援スイッチが入って相手との距離感や自分がどう見えるかお構いなしにのめりこんでしまうところがあるのかな。子供の頃、陰口に俯いていた自分を詩穂ちんが助けてくれたみたいに。
本当に応援したかったのは夢を叶えようとした詩穂ちんだけど、あの日自分がお祝いするからとあの場所に連れ出したばかりに自分を庇って消えてしまって、応援したかった気持ちは庇われてしまった自責にまみれて傷だらけ。
その結果、常連客だけどに友達にはまだ距離のあるつかさを慰めたり末那の恋を力いっぱい後押しすることで無意識に自分を癒そうとしてるのかも、と思ってみたり。
今回サブライターとして単発エピソードを担当した荒川さんには初美花とつかさ圭一郞をがっつり絡めるというミッションがあって、そのフックに初美花の心の傷を使ったのかなと思ったりもするけど、荒川さんだけの初美花なのか香村さんとも共通認識なのか、それともただの私の考えすぎなのか、とても気になる。次回が咲也からのアプローチがあるけれどこの辺に踏み込んだりはしないんだろうか。