キウイXのつぶやき

今はスーパー戦隊関連、特にルパパト関連の呟きその他をまとめたり考察したりしてます。ルパパトのノエルのスピンオフについて二言目にはしつこく要望してます。

キラメイジャー33話感想: 地道な鍛錬と緻密な計算 VS 何でもありのひらめキングチート

あの状況で皆が一旦基地に戻るのにちょっと驚いた。けど、いろいろありすぎて一旦情報を整理して作戦練らないと駄目だってことかな。

 

ヨドンアイビーの種は発芽寸前で捕らわれの小夜と共に遺伝子研究所にあり、それをタンクリガニー、センゴクバスラ、シールドシェルガの3体の邪面獣が守っている。

作戦室にあるものをそれぞれ研究室、小夜、ヨドンナ、種、邪面獣、キラメイ側のロボに見立てているのが、こんな状況でも微笑ましい。ヨドンナは小道具さんがお風呂に浮かべるアヒルの玩具を青く塗って耳着けてる感じが妙に可愛い。ドリラーのソフトクリームにじわじわ来ていたらアフラックヒルの王様に吹いた(笑)。

てかなんでそんなに玩具があるんだ?博多南さん率いるキラメイジャーの基地だとあまり違和感ないけど。

 

オラディンに助力を求めると手が離せないと断られ、逆に充瑠の意識をオラディンの中に引っ張り込まれて、ガルザとの交戦状態を見せられる。この2人ホント交信がフリーダムすぎ(汗)。

自分を封印してもまだキラメイジャーがいると言うオラディンに

「これまでの戦いで俺は見切った。奴らの力の全てをな。そして貴様さえいなければ勝てるだけの邪面獣を揃え、全て計算ずくでこの作戦を計画したのだ!いくら奴らが足掻こうと、勝てるはずないんだよ」

と絶対の自信を見せつけるガルザさんが、もうこの時点で負けフラグ立ちすぎてて辛い(笑)。

 

王様に頼れないとわかった充瑠は自分と為朝で研究所に突入し小夜救出と種破壊を受け持つと提案。そんで青緑銀がロボで邪面獣に対応するこという役割分担になった。

赤黄の変身と同時に背後からロボ三体が出現するのが格好いい。等身大戦とロボ戦の同時進行は過去にもあったけど、1つの画面の中で邪面獣の剣が飛ばされて赤黄の至近距離に突き刺さったり邪面獣の流れ弾で吹き飛んだりとこれまでにない大迫力。カメラワークも等身大戦と巨大戦をノーカットで行き来してるように見えて、どうやって撮影合成してるのか凄いなこれ。

なお今回は東映側が田口監督に撮って欲しいものをリクエストした回だそうで、いろいろ納得。

 

ガルザはオラディンを攻撃しながら、この手で倒したと思ったオラディンの転生に対する怒りや憎しみといった負の感情を何日もかけて熟成させ、邪メンタルを強化したと告げる。

「貴様に最大最悪の絶望を与えるためにな」

それってヨドン軍や皇帝のためとか出世とか侵略への欲より兄への憎しみの比重が大きいってことなのかな。拗らせてる(汗)。

そこまで追いこんだ原因はオラディンのキャラや接し方にもあるのはこれまでの描写でひしひし感じる。

だけど、オラディンがそこで言うのが「私の胸に絶望の二文字はない!」なんだよな。

なぜそこまで自分が憎いのか疑問に思わない、というか弟の気持ちに興味なさそうで断絶が深い(汗)。自分を憎み殺しかけた弟のために揺らす心などないと言われればそれまでだし、戦闘中に変に心揺らしたら負けるかもだから仕方ないとしても、その揺るがなさも弟を追いこんだ一因に思えてしまう。

そりゃあ「ならばこの俺が植え付けてやる!」って言いたくなるかも。

 

研究所に突入した赤黄は大量のハイパーベチャットに阻まれるも自分たちの足元の床を円形に撃ち抜いて目的地に最短距離で到着。判断が早くて意表をついていて格好良い。

さっそく種を破壊しようとするも、ヨドンナに小夜を人質にされて武器を捨ててしまい、膠着状態で発芽は間近。

 

地上では3邪面獣が縦一列に並び、シールドで攻撃を防ぎつつ、タンクで遠距離射撃、怯んだところをセンゴクの刀で斬りつけるという連携攻撃を決めて、キラメイ側は苦戦。邪面獣までフォーメーションを組むとは「全て計算ずく」と豪語するだけあるな。本当に「全て」だ。

 

何か思い立った充瑠はアローを呼び種に矢を向けるが小夜が人質なのは変わらずやむなく矢を明後日の方向に放ったのを見て、勝利を確信し高笑いするヨドンナ。

でも次の瞬間、グレイトフルフェニックスの巨大な手が天井を突き破り、種を奪い取った!

 

えーと、充瑠は実はひらめキングしてアタマルドで交戦中のオラディンにテレパシーで話しかけ、魂を移す能力でアロー(ブルーダイヤ)に移るよう頼んだ。

→王の魂がアローに移ると矢を放ち、オラディンの魂が宿った矢はアタマルドに戻ってガルザを貫いた。

→ガルザがダメージを負って態勢を崩した隙にミラクルストーンに戻り、催眠の解けたハコブーと合体して地球に戻ってきた、と。

矢を種に向け迷ってみせたのはヨドンナに真意を悟られないための芝居だったのか。

充瑠のひらめキングと王様との以心伝心能力と王様の魂の超遠距離転送術の組み合わせはもう反則、無茶苦茶チートだな。

でもそこでグレイトフルフェニックスの脚に飛びついて一緒に飛んでいくガルザさんの執念も凄い。脚に貼り付いた黒いちっこいのが蚊みたいに見えたけど(笑)。

 

王様は種を抱えての長い高笑いがなんか悪役っぽいよ。ガルザを嘲笑っているみたい。

魂が抜けてミラクルストーンの輝きが消えたのを兄の絶望と誤解したガルザの高笑いに似てる。あんたらこういうところやっぱり兄弟だなと(汗)。

 

種奪還の衝撃の隙に小夜も奪還し、形勢逆転でヨドンナは撤収。

互いに謝り合う小夜と為朝。為朝は、前回調子に乗って小夜の背中を押したことを後悔してたけど、雑誌にデカデカとインタビューが載るような遺伝子学会の若きエースを見て、「小夜姉にはやっぱりこのくらいキラキラした奴でないと」ぐらい思って嬉しかったかもしれないし、まさか地球滅亡に加担してるなんて思わない。無理もないよな。

同様に、小夜がプロジェクト内容を知らないままわりと気軽にエンターキーを押したのも、日下なら変なことに手を出すはずがないっていう信頼からだったろうし。

その日下は今回出て来なかったけど、彼も緊急避難的状況で特に小夜を守りたい気持ちもあったならあまり責めるのも酷な気がする。

 

ガルザはジョーキーを呼んでロボは4対4のガチンコ。4組の対戦を下からカメラを流して撮る構図が新鮮。だけどグレイトフルフェニックスまで種を抱えたまま突っ込んで行くのはどうかと思う(笑)。

案の定、種の形からしてほぼラグビー状態の奪い合いの中で、ジョーキーが奪うと同時にとうとう発芽してしまった。もう時間がない。

ここでジョーキーを守るように邪面獣が例のフォーメーションを組む。

でも今度は充瑠に作戦を丸投げされた為朝が、あのフォーメーション自体は見ていないのにそれまでの戦いで相手の特性をそれぞれ見切り、それを「グーチョキパー」に例えとこちらもそれに合わせたフォーメーションで迎え撃つ。

シールド(パー)の防御力にはエキスプレス(チョキ)の機動力で撹乱し切り裂く

タンク(グー)の破壊力にはキラメイジン(パー)の盾の防御力&ヘリコの風力で無効化

センゴク(チョキ)の機動力や剣擊にはドリラー(グー)の破壊力で正面突破

と、なんだかこじつけのような気がしないでもないけど(笑)、さっきは翻弄された相手に見事にリベンジ。相手が頭使って陣営組んでセオリー通り攻撃してくるのって、為朝にとってはむしろ本業で攻略し慣れてるやりやすい相手だったのかもな。

いつもあんな風に超短時間で相手チームの各戦力を分析して、自分とこの戦力との相性を考えて適材適所な配置や役割分担を瞬時に考え出し、メンバーが短時間で理解しやすい言葉で伝え、かつ勝てる気にさせてんだろな、と思わせた。

 

トドメはグレイトフルフェニックスが邪面獣3体まとめて撃破、と肝心な部分は新ロボに割り振りつつ、他の3体もしっかり見せ場を確保して販促がホント頑張ってる。

残ったジョーキーが種を死守し逃げようとすると為朝が

「ジョーキーはどうでもいい!あの種を確実に破壊するぞ!」

と優先順位的には正しいけど眼中にありません宣言されてしまったガルザさん不憫(笑)。

そこへ博多南さんが、にいにのドリル攻撃のデータから計算すると、種はグレイトフルフェニックスの必殺技でも破壊出来ないと告げる。ただ見守るだけでなく、ドリルでも破壊出来ないならと他の武器での可能性をソッコーで計算する博多南さん相変わらず優秀。

 

もはや為す術無しかってところでまたも反則ひらめキング(汗)。

オラディンを再びアローに呼びこみ、キラメイストーンは大きくも小さくもなれるというファイヤーたちがこれまで散々見せてきた特性で理由付けしてアローが巨大化。時雨の「何でもありですね」に心から頷くしかない(笑)

そのアローをドリラーの頭にセットし他の3体もそれぞれ支えて、各エネルギーをアローに注ぎ込み、グレイトフルゴーアローを発射し種を破壊。

いざとなれば種を盾にして自分を守るガルザさん。まあ仕方ないよね。命の方が大事。

そんで怒りの撤収をするガルザさんの背にオラディンが容赦なく駄目出し(涙)。

「ガルザ、お前の敗北の理由は充瑠くんをリーダーとする6人を甘く見たことだ」

延々と6人の活躍と彼らのキラメンタルについて語り、ヨドンへイムに戻ったガルザは「これまでのような生温い作戦は終わりだ!」とリベンジを誓って続く。

 

仲間をまとめる統率力も含め個人の能力を磨き上げ駆使して挑む敵に対し、もっと様々な力を持った人材が結集して力を合わせて打ち負かした、と言えば戦隊のセオリーなんだけど・・・。

でも、ぶっちゃけ充瑠と王様の組み合わせがチート過ぎる(笑)。

現実主義者のガルザさんは地道に鍛錬を積み重ねて高度な技を会得し、綿密に作戦を練り上げて不仲の同僚同士をまとめ上げ一致協力させ、万全の体制で真正面から兄の「奇跡」に立ち向かったのに、オラディンと充瑠のタッグはイマジネーションだの魂の転送だの滅茶苦茶で何でもありな裏技を繰り出しまくって全部はね除けてるのを見ると、若干ガルザさんに同情してしまう(汗)。

敗因は侮ったからだと言われれば確かにそんな台詞もあったけど、あんなの侮らなくても防ぎようなくない?って思っちゃうし、正直言ってガルザがこのタッグに勝てる気がしない(汗)。

そんで最後の駄目出しも、あれがこれまでの兄から弟への基本姿勢だったら、それは離反されるかもなあ、とこの兄弟にスポットが当たるとなんかガルザさんに肩入れしたくなる(笑)。

 

あと、なんかクリスタリアの統治は、兄王が大衆を惹きつけるカリスマと大風呂敷をアバウトに広げまくり、彼の能力イマジネーション時々奇跡で実現させた部分もありつつ、裏で弟がその実務力で大汗かいてフォローし、でも大衆人気と名声は兄王オラディンが全部持ってってたのかなって気もするなあ。