キラメイジャー17話感想: ギガントドリラーとお宝の秘密、あと為朝ちょい格好良過ぎ問題

冒頭から巨大戦。ハンマーバスラに苦戦して逃げられた5人+魔進たちは、ドリジャンが巨神モードになれると聞いて色めき立つ。が、それには部品となる銀のキラメイストーンが足りないらしい。

そういえば宝路が不在、と思っていたらボロボロになって登場し、為朝の力を借りたいと言う。

手帳が示す通り、探すお宝を遂にある資産家の屋敷に見つけたけど、手に入れるにはゲームに参加して勝つことを条件提示されて、いきなり足元で等身大のモグラ叩きゲームが始まりボコボコにされたと。

･･･オラディン王はどういう探し方をして、その屋敷の壁に宝があると認識したのか凄く気になる(汗)。単に｢屋敷にある｣じゃなくて｢屋敷の壁を見よ｣だからね？他人様の屋敷に入りこまないと｢壁にある｣とは書けないんではないかと。

為朝は話を聞いて皆と何やら相談し、充瑠をつれて参加。

エントリーを宣言するや躊躇なく変身(笑)。ショベ爺を呼んで

充瑠のひらめキングでサーベルと組み合わせハンマーに変形させ、モグラ叩きを瞬殺クリア。為朝はさすがだけど、そもそも宝路含め、これまでの参加者にはハンマーも持たせずにいきなりゲームに取り込むのはかなり悪質だよな。

案の定、屋敷の主は邪面師のモグラ叩き邪面。宝路から話を聞いて為朝が推測した通りだった。

ゲームに参加し負けた人をカードにしてこっそり闇を集めて条件クリアしていたから、いきなり邪面獣が出たかのように見えていたんだと、これまた為朝が看破。ん？宝路がカードにされるのを免れたのは体内のキラメイストーンのおかげだろうか？

邪面師と連絡を受けて、待機中のメンバーがサポートに向かおうとすると、ハンマーバスラが再登場。そしてこれもキラメイジャーたちには想定内。もしかしてそれも為朝の読みってこと？ちょっと今回優秀すぎない？

邪面獣出現を聞いて充瑠もこっそりそちらに向かう。宝路には知らせず為朝も残ってお宝に専念して貰おうってことみたい。

で、為朝は宝路に探しているお宝の正体を尋ねる。

｢もしもし、宝路さん？(やりきれなさそうに視線を一度ずらして)一応あんたのために体張ってんだけど、俺｣

が、苛立ちと切なさが混じった感じで良いな。応えてくれない人のために頑張るって、しんどくて空しいんだよね。

辛うじて教えてくれたのは｢カナエマストーン｣だということだけ。

｢そろそろその胸についたでっかい鍵を開けて欲しいよな｣

･･･三条さんの為朝はいつもより3割増しくらい言い回しが気障かも(汗)。

屋敷に乗り込むと、モグラ叩き邪面の助っ人にガルザさん登場で、宝路はガルザ、為朝はゲーム続行と役割分担。

地底での初対決では宝路がガルサさんに膝を付かせていたけど、今回は終始押し気味のガルサさん。宝路に邪メンタル？を注ぎ込んでダメージを与え、満足してトドメを刺さずに去る。

為朝も群がるベチャットを倒してモグラ叩き邪面の待つ最上階に辿り着くも、ベチャットの中に紛れ込んでいた｢痺れベチャット｣という隠し球の体液を浴びて、ショベ爺ともども体が痺れて大ピンチ。

嘲笑うモグラ叩き邪面の前で、だけど為朝は、笑い出す。

「俺はキラメイジャーの代表なんだ。仲間たちは今頃、宝路さんの夢をかなえるために体張って戦ってくれてんだよ！」

ガルサの攻撃のダメージでよろよろ最上階まで辿り着いた宝路はそれを聞き、みんなが敵の出現にもかかわらず、自分に知らせず為朝も召集せず、残りのメンバーだけで戦う形で自分の宝探しを優先してくれたことを知る。

あの相談の場でみな、宝路は自分の欲得で宝探しをしているわけではなく何か事情があると察し、その事情を話さない宝路を信じて協力することで一致していたんだね。

「ここで神業決めてよ、宝路さんのお宝と一緒に俺も望みのものを手に入れるぜ！　本当の仲間になったキラメイシルバーをな」

で、なんかチェンジャーのボタンを押したらベチャットの毒が消えたみたいだけどあれは何だったのかな？

毒を浄化する機能がチェンジャーについてるとか聞いてないし、事前に知らない機能で急に解決するのははあまり好みじゃないんで、個人的にはいっそ気合と根性で克服したことにしようかと(笑)。ただし･･･

為朝は三条さんに書かせるとちょっとどストレートに格好良過ぎるんで、個人的にはもうちょい手加減して欲しいかも(笑)。

リーダー属性で状況判断が的確で作戦能力高くて射撃が得意で厳しくも仲間思いってだけで格好良すぎるのに、こんな激アツ台詞言い放ってど根性で毒を無効化までされたら無理(汗)。手に負えない。

そんな時はネアンデルタール<人>邪面の呼称で大人げなく瀬奈と言い争ってるダメなところや、百人一首の札にされた場面を思い出して、ちょっとほっとしてみたり(笑)。

なんだろな。どうも私も天の邪鬼で、為朝が好きな割に、あんまりストレートに格好良さをアピールされると若干引いてしまうところがあるかも(笑)。

もうちょっと、｢あーこんなキツい言い方しても裏返すとそれだけチーム全体を思ってのことなんだけどな･･･｣とか｢わ～これみんなに内緒で済ましちゃうんだ･･･｣みたいなもどかしさというか奥ゆかしさ加減が個人的にはよりツボにハマる･･･のかな。

でも、もしかしたら為朝って三条さんとかから見ると｢チラ見せされるところから想像する為朝の格好良さ｣をもっとガツンと描いてあげたくなるキャラなのかもな、とも思ってみたり。

為朝は最初のゲームでモグラを叩くと邪面師も痛がることに気付き、横殴りの渾身の一撃でモグラをヒットさせ、邪面師にもダメージを与えてゲーム続行不能にしてゲームをクリアし、そのまま邪面師を撃破。

既存のルール遵守が大前提であくまでもその枠内でゲームを進めるから新たなルールを作る充瑠には弱いけど

飛び道具使っちゃダメってルールはない

変身してゲームに参加しちゃダメってルールはない

とか、ルールに縛られている反面、ルールで禁止されてない裏技はわりとやりたい放題だし、相手の弱点や精神面容赦なく抉ってくるしで、つくづく正義側で良かったと思う。

為朝は宝路にお宝回収を任せて仲間たちの元に向かおうとしたけど、ハンマーバスラに苦戦中の皆(スカイメイジとファイヤー、マッハ)の前に現れたのは、ショベ爺を積んだドリジャン。

｢こいつ石取らねぇでこっちに駆け付けるって言い出しやがった(笑)」

以前博多南さんへの言葉遣いに突っ込んでた為朝の｢こいつ｣にちょっとびっくりしたけど、自分勝手な戦い方に怒って｢てめえ｣と言った時とは違う、｢宝路さん｣から｢こいつ｣への距離感の縮まり。

宝路の胸の鍵もすっかり開いて、為朝も望みのものを手に入れたってのが呼び方に出たのかな？

これで宝路は早々に一通り全員と絡んだことになるけど、シルバーを掘り下げつつ各初期メンバーの良いところをたたきつけてくる作り方が好印象。

ただ、目の前にある欲しい物を放置して仲間のために駆け付けるってシチュエーションの演出って、結構難しいのかもな、とはちょっと思った。

お宝までの距離感とか回収する容易さ具合によっては、あれくらいならさっさと回収してから駆けつけられたんじゃ？みたい感じになったり、今回みたいに放置しても後で普通に回収出来るならこちらを優先して駆け付ける重さもちょっとあやふやな感じもして。

じゃあどうすれば良かったのか？ってのもよくわからないけど(汗)。

キラメイジンに加えてドリジャンが参戦しても、ハンマーバスラがまだ強く、苦戦状態。

宝路が幼い頃のマブシーナを思い出し、｢俺は負けない！｣と絞り出すように叫ぶと、胸のキラメイストーンが光る。

宝路の体内にあるのは、ドリジャンが巨神モードになるために必要な銀のキラメイストーンだったんだ。宝路を救うのに使ってしまったので、もう他には殆ど残っていない。でも、

｢仲間を得たいまの俺なら、変わる、変われる、変わりたい！｣

なんかジュウオウジャークリスマス決戦の操のようなことを言いだした宝路は自分が巨神になると宣言。

｢にいにごめん、意味わかんない｣

この状況での博多南さんの真顔に吹いた(笑)。

｢こういうことだ！｣と宝路は自分が銀のキラメイストーンになるとそのままドリジャンと合体。

巨神ギガントドリラー誕生！

予想の斜めはるか上空過ぎて、かなりびっくりした(笑)。

ロボになるには銀のキラメイストーンが必要で、戦士の相棒ならきっと喋るんだろうけど、どんなキャラが登場するのかと思っていたら宝路本人が｢喋るキラメイストーン｣になるとは(汗)。

そして体内に取り込んでいるのが銀のキラメイストーンだからキラメイ<シルバー>だったんだな。いろいろ納得。

この超展開にみんな大興奮で、あぐらかいて見物するキラメイジン(笑)。

ギガントドリラーはあんなに苦戦したハンマーバスラを圧倒。逆さに掴んでぐるぐる回して放り投げたりやりたい放題でデビュー戦勝利を飾る。

追加戦士ロボは最近だとエックスエンペラーもクロス合体とかかなり衝撃的だったけど、今回も別のベクトルでインパクト特大。あ、どっちも渡辺監督の時なんだな。

戦い終わって、カナエマストーンを無事に回収した宝路は、すっかり心を開き、皆にお宝探しの事情を打ち明ける。ただし、マブシーナにだけは秘密だと。

この宇宙に4つしかないカナエマストーン。全部集めるとどんな願いも叶うと言われている。

宝路が集めている理由は、妹のマブシーナを救うため。このままだと大いなる闇の呪いでこの世から消えてしまう･･･という衝撃の告白で続く。

宝路が持ってる手帳はオラディン王が宝のありかを記したものだった。なら手帳は王が宝路に渡し、宝を探す事を宝路に頼んだと考えるのが順当かな？

その場合、王はマブシーナがいずれ闇に飲まれて消えてしまう事を知っていたことになる。

そして宝は見つかったのかとせせら笑ったガルザもたぶんその事を知ってるのかな？

予告を見ると、マブシーナが｢お母様｣と語りかけてた王冠？と同じものを頭に着けた小柄なクリスタリア人がいる。これがマブシーナの母親=王妃かな？

オラディンと一緒に暗闇にいたけどもしかしたら王妃は闇に飲まれて消えたのかも？

もし王が、娘も妻の二の舞になる事を恐れて宝路に宝探しを託したとして、ガルザもその事を知っていたとしたら、宝路不在の機に乗じてヨドン軍を引き入れたってことになるのかな？

更には、地底で再会した時のやりとりから、もしかするとガルザが宝路に宝探しに行くよう唆したか王にそう進言した可能性すらあったりして？

でも、ガルザが宝路の探し物がカナエマストーンだと知っているのなら、ガルザ自身は何でも願いが叶うというその石を欲しくないのかな？

ただ、ガルサさんはモグラ叩き邪面の家の壁にそれが無造作にはめ込まれている事に気付いたようにも、宝路がそれを欲しがってゲームに参戦した事に興味を示したようにも見えない。

まあ宝路が石を入手した後に宝路を操れれば石も自分の物に出来るけど、全宇宙に4つなんて全部集める難易度高そうだし、全部集まったなら横取りもありだけど、それまでは煽ったり次回のように操ったりの方を優先て感じだろうか？