キウイXのつぶやき

今はスーパー戦隊関連、特にルパパト関連の呟きその他をまとめたり考察したりしてます。ルパパトのノエルのスピンオフについて二言目にはしつこく要望してます。

キラメイジャー15話感想: クランチュラさんの初陣とか姫の強さとかリップクリーム・チャレンジ?とか

人気アクション俳優時雨、初の学園恋愛ドラマに挑戦。相手が死神だから無理もないのかもだけど、何か物凄くテンパって声も割れてる。

いざとなったらすぐあたふたする小心な高校生役という新境地を開こうとしてるのかな?

時雨が迫る相手の女の子が黒いマスクをしているのは死神設定だからと、コロナ対策をまたしても上手く理由付け。

基地では博多南さんがそのドラマに夢中で、時雨にヨドン襲来でも撮影優先を指示するほどハマってる。

 

宝路はまだマブシーナと気まずく話しかけても拒否されて、テレパシーで直接心に話しかける。体内にキラメイストーンが入っているためマブシーナが子供の頃はよくテレパシーで会話していたというけど今回は応答がなく、マブシーナは1人で外出してしまう。

あの外見でわりと屈託なく1人で街歩き出来ちゃうんだ。

(と、外見は人間と見分けが付かないのに人外であることを気にし過ぎて隠そうとし、ピンチを招く役をさせられた某追加戦士を思い出しまたも微妙な気持ちに・汗)

 

そこで遭遇したのが人間相手に「ダルマさんがヨドンだ」ゲームをしているクランチュラさん。いよいよ地球での初陣!

結界に入り込んだらゲームに参加して勝つまで出られず、動いてたり結界から逃げようとした人間はダルマにされてしまう。

じゃあヨドン基地でガルザさんの足元にぷかぷか浮いてたダルマってベチャット相手に予行演習、人体実験したんだな。急に、クランチュラさんが冷酷に思えてきたぞ。

いやでも彼のことだから後で戻そうとするのをうっかり忘れて、後でそのベチャット達から「放置酷いです!地球に行く前にちゃんと元に戻して下さい!」と文句言われてゴメンねと謝る所まで想像した(笑)。

 

一方時雨。校庭で撮影中にお宝探しで堂々と乱入してくる宝路に振り回されっぱなし。半泣き逆切れ寸前で監督に撮影場所の変更を要請するのを見てると、すっかりクール設定がどっか行ってる(笑)。

どちらかというと苦労人のジュウオウジャー大和先生とかゴーカイジャーハカセみたいだ。

 

宝路は学校の敷地内なのも構わず深さ数mの穴を掘るわ、台座が怪しいと銅像を壊そうとするわ、とやりたい放題。

これ使用許可出した学校側が知ったら、撮影チームの責任にされて金輪際貸して貰えなくなるんじゃ?と余計な心配をしてしまうから、ちゃんと埋め戻しとけよ宝路(汗)。

銅像の台座に埋まっていたのはモンストーン。宝路と時雨で連携して倒すと、後に残された黄色い物体を回収。

どうやらこれが宝路が本当に探しているものの1つってことなのかな?モンストーンを倒すことで入手?

でも隕石邪面ごと倒した時にはそんな場面はなかった。人体に取り込まれたら回収出来ないのか、それともモンストーンを倒しても必ず入手出来るわけではないのか。

宝路の体にはモンストーンが入っていて、それを抑え込むためにキラメイストーンも埋め込んでいるんだけど、集めた物体は抑え込みをサポートする、とかだろうか?

前回「お宝か人助けか」を一旦棚上げして代わりに急遽、「独りで何でも出来るぜ」という宝路の問題点を浮上させ、それを解決することで一旦仲間入りさせたわけだけど「探しているお宝が何か」という謎はこうして継続しているので、いつかそこに改めてスポットが当たり明らかになるのかな?

 

「違いなんて関係ない。マブシーナとは、自然と仲良くなってたよ」

もし宝路が養子に行った後に生まれたのなら「自然と仲良くなった」とは言わない気がするので、その場合姫は地球年齢で30歳以上ってことになる。

宝路が体内のキラメイストーンのせいで年をとりにくく、オラディンさんもあまり見た目が変わったように見えないからクリスタリア族は長命なのかな。

でも、宝路は思春期の妹に高い高いしてたよな。あれが好意的に受け入れられていたので尚更かもしれないけど、宝路のマブシーナに対する認識って、どこか彼女が幼い頃でストップしてるのもしれない。幼い頃、毎朝髪を結ってくれとせがむマブシーナが可愛くて可愛くて、どうしてもその時の印象を今も引き摺ってるとか。

それってなんだか兄→妹より、父→娘にありがちな現象では?と思うと、養子に行った後に生まれた可能性もあるのかなと。クリスタリア人の年齢や経年感覚はわからないや(汗)。

 

一方残りのキラメイジャーたちはヨドン反応地点に急行し、マブシーナとクランチュラに遭遇。そしてやっぱり結界の中に入り込んでしまい、「ダルマさんがヨドンだ」に参加することに。

まごうことなき悪の幹部がその姿を初めてヒーロー側に披露するって一応重大イベントだと思うんだけど、為朝から大真面目に

「ダルマさんが転んだ邪面」

という緊張感皆無でいろいろ間違ってる命名をされても、外見的にもキャラクター的にもあまり違和感がないクランチュラさんが可愛い(笑)。

 

だけど意外と(失礼)手強かったクランチュラさん。

いきなり自慢のスピードで速攻解決を狙った瀬奈は自滅だけど、キラメイジャーだってバレットで奇襲とか頭使って変則攻撃してるのに、後ろを向いたままノールックで跳ね返し、避けきれなかった小夜を仕留める。

ちょっと格好良かったぞ、クランチュラさんのくせに(笑)。

更に、充瑠をベチャットが脇腹こちよこちょ攻撃で崩し、巻き添え食った為朝ごと一網打尽。

こんなふざけた作戦なのに気が付けば大ピンチ。

クランチュラさん、伊達に幹部やってなかった。ホントは優秀で強かったの?凄く研究熱心ではあったけど、なんせいつものほほんとしてるから(笑)。

 

残るは非戦闘員のマブシーナ1人。でも後から参加していろいろ策を労したキラメイジャーが皆脱落したのに、その後もじりじり距離を詰めていく。意外にもすっとまっすぐ立ったまま安定して危なげがなく、強い。

ゴーカイジャーのアイムやシンケンジャーの姫のように長時間自分を律して姿勢良くしているよう鍛えられている点もあるのかな?

あとベチャットは乙女に対しては充瑠みたいな脇腹攻撃をしなかったのか、それとも姫の体は硬くてくすぐりが効かなかったのか(笑)。

 

博多南さんから連絡を受けて到着した時雨と宝路の乱入を嫌い、クランチュラさんは結界を閉ざし、外から中を見えなくしてしまう。

結界はドリルでも壊せず空からも侵入不可能。でも地下20mで壁が途切れるのでドリジャンなら攻略可能。

ただし地下から飛び出した衝撃で近くにいるマブシーナが巻き添えになる可能性があるから彼女に作戦を知らせなければ。

テレパシーが使えれば、と嘆く宝路に、時雨は基地では何を話しかけたのか聞き、髪を結ってやっていたことだと聞くと、それならきっと通じていたからと、テレパシーで呼びかけながらの突入を決行させる。

でも宝路が必死に呼びかけるのに、変わらずクランチュラにじりじり近づくマブシーナ。

 

やっぱり声が届いてないの?

それともこの期に及んで無視してんの?

このままドリルの巻き添えになっちゃうの?

とハラハラさせた次の瞬間、姫はクランチュラさんにタッチと見せてその横のダルマの詰まったバケツを掴んでそこから猛ダッシュで逃げ出す!

 

実はちゃんと聞こえたんだ!

その上で自分の身だけでなくダルマにされたキラメイジャーや一般人の安全も図ろうとしてたんだ!

って見せ方。宝路たちはダルマのことは知らないし、見てた私もその瞬間までダルマにされた皆のこと忘れてたから、そうだったのか!って驚きと胸熱。

マブシーナの株もめっちゃ上がったよね。この見せ方、ルパパト6話の母子を庇った圭一郎をちょっと思い出した。

もうエピソード0の無力で気弱で後ろ向きだったお姫様じゃないんだ。

 

同時に飛び出して来たドリジャンに、クランチュラさんが高く跳ね飛ばされて結界の天井をぶち割り、地面に落ちた所に戻ってタッチした姫の勝ち。で、皆元の姿に戻る。

(姫はもしかしたら宝路が助けに行かなくてもあのまま普通にタッチして勝ってた可能性・笑)

 

なぜ時雨がテレパシーは通じていたと見抜いたのは、マブシーナの髪型が基地を出る前と違って三つ編みだったことに気付いたから。髪を結って貰ってたことを思い出して懐かしくなったのでは?と。

後から見返して見れば、確かに姫は三つ編みにした髪をわざわざ嬉しそうに持ち上げて見たりもしていたのに、全然気が付かなかった(汗)。

というか、マブシーナっていかにも硬質な顔のイメージが強くて、実は髪を長く垂らしている、ってことをちょくちょく忘れてしまったりもして(汗)。

それをあの一瞬で、とはさすがよく気が付く男、時雨。

細かく見て気が付くが故に、宝路にはさんざん軟弱だの気持ち悪いだの言われてたけど、その観察力が宝路とマブシーナの兄妹を救う面目躍如。

宝路に褒められられて「だろ?!」と決めポーズのアニキ、格好いいよ!もはやクール設定とか影も形もなくなった感あるけど(笑)。

 

作戦失敗のクランチュラさんは第2作戦に移行。ダルマにされた人々からの闇が十分溜まったと、邪面獣を呼び出す。

闇が溜まったから出すのも保険で出すのも全部クランチュラさんの自己申告でいいのは融通が聞いて都合の良い設定だな。

召喚された輪投げの邪面獣。クランチュラさんは邪面師じゃないけど、やっぱりゲーム繋がりなんだ。

輪っかに締め付けられて

ショベ爺「こ、腰がっ!」

マッハ「私は案外平気ですが、大ピンチです!」

とか、戦ってる時の魔進たちのちょっとした台詞が楽しい。

総集編を終えて本編に戻った今は、どうしても魔進たちに割く尺は短くなってしまうけど、限られた時間で出来るだけ一緒に戦っている感を出してくれているんだよな。

離脱して飛べるジェッタが輪っかを斬ってピンチを脱出し、宝路ドリジャンとの連携攻撃で撃破。

 

宝路とマブシーナは今回の件で仲直り。口調は怒っていても、そのあと無言のマブシーナから聞こえるあの鈴のような音が、心では笑っていることを教えてくれて、この効果音、凄くいいな。綺麗で優しく、和やかな締めくくりにぴったりだよ。

マブシーナが怒っていた理由は宝路が大事な時にお宝探しで不在だったからで、だから根本的な問題は解決してない。そのあたりは先送りかな?

それが当初の予定通りか放送休止の影響かはわからないけど、、いつまでもギスギスされても見ていて辛い。

悪気があったわけじゃないし、元々は仲の良い兄妹なんだから、ここらで和解で良かったと思う。不在の理由はたぶん今集めている物に絡めて説明ありそうな感じだし。

 

サブライターとして初登場の金子さん、ルパパトでニチアサデビューした時から注目されていたけど、今回凄くしっかりキラメイのいろんな要素を抑えていて、違和感なく丁寧でしっかり面白くて、ちょっとサブの頃の香村さんを思い出した。これからも参加してくれるなら頼もしいな。

 

最後に時雨のリップについて。

今回は時雨の「よく気が付く男」な部分がフューチャーされて、それを象徴する小道具としてちょっと過剰なくらい登場していた。まず冒頭でめっちゃ塗りまくりだったし。というかリップ塗りながら話すのが上手すぎる。

私はちょっと真似しても絶対あんな風にはっきり喋れない。でも今までだったら普通の撮影で、わざわざあんな喋りにくいシチュエーション作らないんじゃ?と思った。

で、もしかしたら、コロナ対策で室内での宝路に対する近距離での長めの会話をアフレコにして、口の動きをリップ塗る動作でカモフラージュしてない?と。

もしそうなんだとしたら、スタッフさんたちは、EDのショートコーナーでわざわざ大量のリップクリームのストック見せたりして、どうせならコロナ対策でいかに楽しい表現が出来るかいろいろ試してやれ!みたいなチャレンジ精神を発揮しているのかもと思った。

そうじゃなく本当に塗りながら話しているのなら役者さん凄いけど、その場合も口の動きを制限し、塗る=リップを持った手を口の前に常に置くことで飛沫を抑えている可能性もあるかもと。もちろん的外れかもしれないけど。

ただ、戦隊はゴーオンジャーまで台詞はアフレコで、シンケンジャーから同録になったんだけど、この先もコロナ対策が必要なら、室内での長台詞は部分的にアフレコ復活させることも必要なのかもとも思ってみたり。

先週の銭湯の撮影はガラス戸開放してたけど、セット内での撮影ってどうしても通気性の問題あるだろうし。

次回はマシュマロ作りでマスク。ホント大変だと思うけど感染に気をつけて頑張って欲しい。