キラメイジャー「キラトーーク! このバトルがスゴイ!!」感想: 邪面獣で楽しく予算に優しい巨大戦
キラトーーク!の2回目。今回は敵であるヨドン軍の構成とルールをきちんと解説していて、結構良いおさらいになった。
相変わらず今作スタッフさんのこの時期の有効活用っぷりが凄い。
戦隊のバトルは大きく等身大戦と巨大戦の2種類。
等身大戦を担当するのは怪人で、キラメイジャーの場合は「邪面師(じゃめんし)」と呼ばれる。
なお番組中の説明がこちら↓
邪面師とは
地球の文化の仮面を付けた上級戦闘兵士(byマッハ)
使じゃなくて師なんだ(汗)。ずっと<使>を使ってたぞ。ごめんなさい。
これあれか、地面師(じめんし: 土地の所有者になりすまして売却をもちかけ、多額の代金をだまし取る不動産をめぐる詐欺を行う者)を思いっきりもじってたのか、子供番組なのに(笑)。
邪面獣とは
「邪面師と紐付けられた巨大仮面」をヨドン巨獣に付けた侵略用大怪獣(byマッハ)
過去戦隊の場合、巨大戦の敵は一度倒した怪人が巨大化することが多かったけど、キラメイジャーはそこが大きく違うんだよね。
邪面獣の元になるヨドン巨獣は以下5種類。
ヒルドン、リガニー、シェルガ、バスラ、ダガメス(双頭)
今回初めてちゃんと名前と各個体を知った。本編でじっくり解説する尺がなくても仕方ないけど、思ったより種類あるんだな。
wiki見るとそれぞれ、ヒル、ザリガニ、タニシ、ブラックバス、タガメがモチーフってある。水棲生物とか沼地的な場所の生き物か、「澱む」だけに。拠点の足元も汚水でちゃぷちゃぷしてるもんな。
色も形も違うからこれなら仮面を変えてローテして、時々ダガメスで強敵感出すだけで、全然マンネリにならず毎回違う巨獣として楽しませてくれる。
邪面師と紐付いていれば、同一モチーフでなくても良い。
だからジョイスティック邪面には楽勝でも、ゲーム繋がりで出現したキャッチャーリガニーの変な攻撃には大苦戦して、新戦力タメスキジャーの参戦と活躍に必然性が生まれ、巨大戦を消化試合にしない見せ方が出来る。
また、デジタルカメラ邪面が撮った人間をクラウドヒルドンに転送、みたいな邪面師と邪面獣の連携プレーも可能になるから敵の作戦もバリエーションが広がったりと、見ていて楽しい。考えるのは大変だろうけど。
(同一怪人の巨大化も、喋れる怪人なら台詞のやりとりの面白さとか違う魅力はあるけどね。)
邪面師も邪面獣も仮面だけ新造だから予算にも優しいな。
ルパパトの時には改造に改造を重ねたけど、変えたのは主に顔と体色、金庫の位置等のパーツ。胴体や手足は前の形や特徴が残ってたのを見ると、労力と費用がかかるのはボディなんだろうなと思うので。
改めてよく考えてる。
キラメイストーンたちの語りも相変わらず楽しい。
ショベ爺によれば、為朝が思い出深い敵がいるけど名前を思い出せない、というので石たちがその手助けをする趣向。
ショベ爺がヒントを出して他の石たちが、あれじゃないか?これじゃないか?という。
まんまミルクボーイだ(笑)。
そして隙あらば推しもとい相方語りに持ち込もうとする。特に今回もマッハやばい(笑)。
でも音速の巨神に瀬奈お嬢様をとられてしまった時のマッハの切なさにフォーカスしてくれたのは良き良き。
ネアンデルタールジン邪面は本編4話で冒頭時点で倒されていて姿は見ていないから、私含めててっきりこれが正解だろと思った人は多かったと思う。
けど正解は、あの時為朝と激しい喧嘩をした瀬奈ちゅあんじゃあ、とか斜め上すぎる(汗)。
ファイヤー「さっきまでのヒントなんだったんだよ!絶対違うだろ!」
そーだそーだ!
だってショベ爺の言ってきたことをまとめると為朝的には
瀬奈はヘンテコな仮面を被って街の人々に悪さをしていて
あのネアンデルタール「人」か否かの喧嘩は邪面師との戦いよりもっとダイナミックで番組のクライマックスを派手に飾るようなスケールのデカい戦いだった
ってことになるんだぞ(笑)。
マッハはもっと怒っていいぞ。
そりゃあココナッツタワーも折れるよな。
新型コロナの影響で、放送済みの本編は10話しかないのに総集編は既に3週目に突入。
だけど、今回も、途中でショベ爺がほのぼの昔話語りになったり、サイキックラバーの挿入歌お披露目したりと、とにかく目一杯楽しませようとしてくれてるのは頭が下がる。
最後にまた追加戦士のチラ見せ。今回は変身前。名前は
クリスタリア宝路
く、クリスタリアって・・・・。
これからの季節暑そうなギラギラ銀ジャケといい(しかもなんでダウンジャケット風の厚みあるキルティング加工?)
長髪といい
太くてハリのある声といい
お前それ絶対普通の人間じゃないだろって言いたくなる名前といい
ボウケンシルバー味が凄くてかなり楽しみ。
ただ、追加戦士があまり本筋の根幹にいすぎると、他のメンバーとのバランスが難しいこともあるからな~と誰かさんを思い出して心配になったりしてね。
そんな心配吹き飛ばして大活躍してほしいけど、上手く行ったら行ったでたぶんやるせなくなりそうな気もして、我ながら面倒くさいな。