キウイXのつぶやき

今はスーパー戦隊関連、特にルパパト関連の呟きその他をまとめたり考察したりしてます。ルパパトのノエルのスピンオフについて二言目にはしつこく要望してます。

仮面ライダーゼロワン30話感想: ツッコミどころとわくわくと

飛電を買収した天津。

ヒューマギア事業を撤廃し、全てのヒューマギアの活動を強制停止。回収に応じた人には代替品としてザイアスペックを支給。

→ヒューマギアの不法投機が社会問題化(笑)。

ヒューマギア使えなくなってもザイアスペック要らねーよって人がどんだけ多いのかと。

そもそもヒューマギアとザイアスペックは求められてるメリットが違うから競合しないこともめっちゃ多いもんな。

例えばヒューマギアだらけだったあの病院、今は人手不足で閉鎖なんだろうか?半年前ならそんなの非現実的であり得ないと思っていた。

けど、今や現実世界が新型コロナの影響で院内感染のため病院が簡単にどんどん機能停止してるのを見ると、まあ閉鎖してるかもな、とも思えてしまって、非常事態への感覚的なハードルがどんどん下がって来てるのを感じる。

同時に、ザイアスペックではとても補いきれないヒューマギアのメリットも痛感する。真剣にいろんな職場に欲しいよ(但し暴走しなければね)。

 

副社長達は天津にヨイショして社内での生き残りを図る。天津も満更ではないようで、

「今はまだ飛電について分からないことも多いからご指導ご鞭撻のほどを」

なんて下手に出たりして懐柔してる。ビジネスマンとしての人間とのコミュニケーションは、天津の方が或人よりよほど真っ当。或人は最後までヒューマギアのことしか頭になかったから。

 

一方その或人は不法投棄されたヒューマギアをリアカーで回収して回っている。

不法投棄されたものでも勝手に持ち去ったらいけないのでは?ってのはツッコんじゃいけないところ?

 

迅はヒューマギア達の悲惨な状況に静かに怒る。

彼が目指す「ヒューマギアの解放」とはやっぱり、ゼアや飛電だけでなくアークにも接続し支配されないことだった。

倒される直前の或人の言葉がきっかけでそう思うに至ったみたい。

それは迅の立ち位置としては真っ当で魅力的。

だけど、そもそも彼を進化した形で復活させたのは誰?って思うとなんか裏もありそうで心配。

博士ヒューマギアなのかな?でも博士を操っていたのは迅自身だからなあ。

最初に亡=不破さんを操ってプログライズキーを盗ませたのがクリスマスの頃だから、かなり早くから復活していたことになるけど。

 

ヒューマギアと人間を区別していないという或人に迅がガンガンツッコむのはもっと行け!と思った。

なんかこれまでの或人のスタンスが人間と対等に見ているようでも、結局は「夢のマシン」で人間への奉仕を前提にしてるし、そこから外れた「自我」を持って暴れれば破壊するし、壊れれば替えが利くと思っている→突き詰めれば道具と見ているのでは?と思えてしまうのは多分にあったもんな。

だから「俺は人間ともヒューマギアとも戦ってきた」というのはなんか都合良く話をすり替えられてる気がするし、ヒューマギアの父さんに育てられた話を持ち出すのは狡いと思ってしまった。上手いこと言いくるめられてる、みたいな。

ダメだ、たぶんここまでの或人の描かれ方と制作陣の感覚に不信が積み重なってて、素直に受け取ることが出来なくなってるんだろな(悲)。

 

ヒューマギアの反応を探知し唯阿がエイムズを率いて破壊にやってくる。

エイムズは今やザイアの傘下も同然、てのにビビった。

いいの?その気になれば警察や軍隊も凌駕出来そうな戦力を持つ組織の指揮権が国からいち民間しかも<外資企業>に委任されて自由に出来るって(汗)。

エイムズには巨大ロボのギーガもあるからその気になれば簡単にクーデターくらい起こせそうなんですが。

 

そこに現れた不破さん。諸悪の根源がザイアにあると知ってザイアと戦うことを決め、エイムズを辞めた。

バルカンの変身装備を持ったまま(滝汗)。

普通に考えれば組織の備品横領で、ランペイジの攻撃力破壊力を考えれば全国指名手配されても不思議じゃないと思うけど、唯阿さんもそこはスルー。

前回そのランペイジにボコボコにされた天津はそれを認めているんですか?

まさか余裕こいて餞別で渡したとかですか?

それとも唯阿さんも心の底では不破さんに現状を打開して欲しいとかですか?

 

唯阿さん達追っ手から楽々逃れた迅は次の瞬間、逃した唯阿さんの無線連絡より早く飛電の秘密のラボに忍び込んで、イズとゼロワンドライバーを盗み出していた(汗)。

隣の社長室で天津と副社長達が話をしてる間に(大汗)。

なんかもう今回いろいろ細かい所がめちゃくちゃな気がするんだけど、ラボは不破さん唯阿さんは出入り自由だったしゼアとの通信を阻害する装置をこっそり仕掛けるのも可能なザルセキュリティだから今更かな?

 

でもイズを担いで戻ってきた迅は格好良かったし、データ復活したイズに迅が自由になるよう説得する場面も良かった。

あくまで社長秘書であろうとするイズも、イズの自由を認めた或人と、敵だった迅とが距離を縮めてるっぽいのも良い。

ただ、今の状況で自由に生きろというのも、それはそれで危険で無責任かなと。エイムズに見つかり次第破壊されるのなら保護下に置かなければいけないのでは?とヒヤヒヤした。

 

案の定そこに天津とエイムズが現れ或人がイズに向けられた銃口から庇って被弾。

ヒューマギア達のデータを体に巻きつけていたから無事だった=ヒューマギアの命とも言うべきデータを鎧にする或人にどう突っ込んだらいいのか分からない(汗)。

データのキー?カセット?ってロボットであるイズの体より頑丈なの?精密機器の頭脳と考えればデータの方がデリケートに扱わないといけなくない?

確か暗殺ちゃんドードーキーはひび割れてたのを思い出すと、余計に。

ただし或人が天津を出し抜くのは痛快でもあるからもどかしい。

 

或人は会社を辞める時にヒューマギア達のデータを全てゼアから抜き取っていたことが判明。あんまり機械弄りが得意ではなくてそっち方面はイズや周囲に任せきりなイメージがあったけど、いつの間にかそんなことが出来るようになっていたのか。

ん?イズのデータもあったけど、ゼロワン計画に関わるヒューマギアのデータはバックアップ取れないのでは?だからワズが犠牲になったんだけど、ゼアから抜き取るのは可能?

なんか何が出来て何が出来ないのかごっちゃになってきた(汗)。

 

イズがオンラインで「飛電製作所」という会社を設立し、社長に或人を登録したことでゼアがゼロワンの変身者として或人を承認。

そのため、或人は再び変身が可能になった。

「飛電インテリジェンス」の打ち上げた衛星ゼアは、「飛電インテリジェンス」とは別会社でも社長であれば或人を承認するの?

そしてヒューマギアとゼロワンに関する著作権は「飛電インテリジェンス」という会社ではなく或人個人にあるから或人が使ってもヒューマギアで好き勝手してもOKだと。

イズ、そういう大事なことは或人がゼロワンドライバーを置いて会社を辞める前に言おうよ(汗)。天津も何はさておいても買収相手の権利関係調べておこうよ。

でも秘密裏に進められたゼロワン計画の装備だけならともかく、会社の主力商品の著作権までが会社じゃなく社長個人にあるなんて、まさか思わないよね。

飛電インテリジェンスとは、社長個人に著作権がある商品を、開発製造にも関われずにただ販売するだけの会社だったの?

もう何を疑問に思っても、ザイアの子会社となり或人が去ってヒューマギア事業も廃止した飛電インテリジェンスのその部分が描かれることはないんだろうけど。

改めて副社長達「人間の社員達」を気の毒だと思った。

 

結局或人は大会社の飛電時代は人間の社員との交流描写が殆どないまま終わり、社員達が普段何をしていて何を考えていたのか分からず仕舞いだった。

「社員」に<ヒューマギア>とフリガナを振り、ヒューマギア製作も博士ヒューマギアが作ってるとわざわざ示し、或人にヒューマギアのことを社員と呼ばせ続けて、結局そのまま退社し、新たにイズと2人だけの会社の社長に。

ということは制作陣には結局、少なくとも飛電インテリジェンス時代の「本当の、人間の社員」と或人の交流を描く気は一切無かったってことで、個人的には残念。

 

でも所詮或人には飛電インテリジェンスの社長はやっぱり荷が重かったとこれまでを見れば思わざるを得ないので、人間の社員ゼロの超零細企業からやり直した方が彼には合っているんじゃないかとも思う。

裸一貫で突き進むみたいな魅力も今までよりは見られるんじゃないかって期待もあって、それに迅や滅、不破さんがどう絡むか考えるとわくわくも大きい。

 

あとは唯阿さんだな。今回もまたジャッカルレイダー。天津にコントロールされているイメージが強い間はジャッカル実装が続くのかな?なんて気もする。

天津に道具と言われたことは着実にダメージとして積み上がっていると思うけど、そろそろバルキリーの逆襲が見たい。