キウイXのつぶやき

今はスーパー戦隊関連、特にルパパト関連の呟きその他をまとめたり考察したりしてます。ルパパトのノエルのスピンオフについて二言目にはしつこく要望してます。

ルパパト: 「会いたがっている」と言われて~リュウソウジャーVSに向けての心配再びみたび~

いよいよ2月8日に公開になるリュウソウジャーVSルパパト。

ノエルのスピンオフを願いまくっている私は、彼の取り戻したい人であるアルセーヌ・ルパンがこの物語に「大きく関わってくる」と東映公式で紹介されたのを見た時から、その後も情報を小出しにされるたびに心は千々に乱れまくりで右往左往してるんだけど、今回はその中でも特に東映公式↓

 

http://www.toei.co.jp/tv/ryusoulger/story/1216363_2963.html

 

の中でノエルについて紹介された

 

「命の恩人のアルセーヌルパンに会いたがっている。」

 

という記載について、今思うところを中心に、ぐちゃぐちゃだけど書き残しておきたい。

もっとも、たぶん多くのルパパトファンの間では気にならず普通に読み流す人が多数派で、こちらがナーバスになりすぎてるんだろうか?という気持ちもあるんだけど(汗)。

あと試写会も終わって、一足先に映画を見た人にとっては周回遅れ、見当違いのことばかりかもだし、そんなのどこに需要があるんだって異論は認める(苦笑)。

 

■「会いたがっている」への違和感と不安

確かに、ノエルが会いたがっているというのはそれ自体は間違ってはいない。そりゃもうめちゃくちゃ会いたいはず。

でもその前段階として、

「アルセーヌ・ルパンはもう殺されていて、それをノエルは生き返らせようとしている」

というインパクト特大で非現実的な願いがどかんと立ちはだかっているんだけど、ルパパトの予備知識がない人で、上の紹介文を読んでそこまで読み取れる人はどれだけいるんだろうか?

以前の公式でも↓

 

http://www.toei.co.jp/tv/ryusoulger/story/1216006_2963.html

 

「そしてTV版では目的を果たせていなかったノエルは無事アルセーヌと再会を果たすことができているのか?」

 

って記載されていて、「再会?」と微かに違和感を覚えたんだけど、その時はまだ「アルセーヌ・ルパンが大きく関わってくる」って表現に気を取られ過ぎて、あまり意識しなかった。

でも、今回の「会いたがっている」には

 

え?いや、会いたがっている以前に死んだアルセーヌ・ルパンを取り戻す=蘇生させようとしてるんだけど?

なんか軽くない?一時の幻でも再会できれば気が済むの?

快盗3人と誓い合ったのは「大事な人を取り戻す」だよ?

というかそもそもアルセーヌ・ルパンは故人なんだけどその認識で合ってる?

 

みたいな余計な考えがまたしてもぐるぐる回ってきて心配になってしまう(汗)

 

■アルセーヌ・ルパンは故人設定のはず

特に私はノエルが

「VS続行のため死者蘇生という倫理的にも賛否分かれる願いを叶わないまま持たされた状態で番組を終えた」

事にかなりダメージを受けてたから余計気になるのかもしれない。

アルセーヌ・ルパンが命を落としたことは、44話のコグレの説明や、48話のノエルとドグラニオの会話で明らか。

またルパパトキュウのパンフレットでもノエルの目的を「アルセーヌ・ルパンを復活させること」と明記してある。

だからスタッフさんがナチュラルに「アルセーヌ・ルパンは生きている設定」と思っているはずはない。

ましてやまさか今回脚本を担当する香村さんが、アルセーヌ・ルパンが故人だという設定をなかったことにしようとしてるとは思えない。

ではなんでちゃんと言わないんだろう?

 

私の穿った見方だとなんだか公式もノエルの、死者蘇生という激重な願いを放置したまま番組を終えたとあまり大っぴらに言えず矮小化してない?って気もする。

まあそうだとしても無理もないとも一方では思う。

少なくともあのHPの短い紹介文で、例え事実であっても1人だけそこまでヘビーなことを書いたら、インパクト強すぎて他とのバランスが取れなくなるのでは?

だから穏便な表現に済ませただけって可能性もあるかもしれない。

 

■他戦隊とのVSには重すぎる

でも内容的にも、そもそもリュウソウジャーとのVSを物語の軸に置くなら、ノエルのそんな願いは重すぎてガッツリ扱うことなんて出来ないはずと思うよ。本来メインになるべき現行戦隊の尺や印象を圧迫しかねない。

というかリュウソウジャーとの物語の一部としてちゃっちゃと片づけて良いものじゃないと私は思う。

きちんとやろうと思えば、私の感覚では最低でも前後編、2話は必要なネタだから。

 

だからこそ、そういう意味でも本当はリュウソウジャーVSルパパトの前にきちんと解決して欲しかった。

軽く触れるだけに留めるにしても、最終回後のルパンレンジャーの活動の唯一の動機である以上、ある程度は触れざるを得ず、ましてや本編では触れられなかった魁利達のその後も尺を使って描く必要が出て来てしまうのならなおさら。

結果的に現行戦隊スタッフが迂闊に触れず、現行戦隊にタッチしていないメインライターが書かざるを得ない先輩戦隊になっちゃったんじゃないかな?とついつい思わずにいられない。

ここまで重い問題を未解決のまま後輩戦隊とのVSに臨んだ戦士って他にいるのかな?

 

■設定は重く、扱いは軽く

一方で、この深刻な願いを軽い物に見せるかのようなやり方には既視感もある。

振り返ってみると、これまでのノエルの使われ方っていつもこういう感じだったかもな、なんて思ったり。

 

・物語の展開ために重い物を背負わせるけど、VS中心のドラマには優先順位低いしなんなら邪魔だから扱いは軽めかいっそ扱わない。または実はそんなに重くなかった事にする。

・物語を謎で引っ張るために散々思わせぶりに演じさせるけど、主題であるVSを凌駕するインパクトを持たせないためか扱いきれなかったのか、蓋を開けると結局大したことないところに落ちつく。

 

みたいな。

それらはノエルの見せ方としてはマイナスの要因に繫がった部分も多かったと思ってしまっているものでもあるんだけどね。

 

今回の「会いたがっている」という軽い扱いは、公式の紹介文だけだろうか?それとも今度のVS映画の中でもノエルの願いは軽い物だった事になってしまうんだろうか?

 

でも例えばもし「アルセーヌは実は生きてた!」みたいなことになったとしても、それが納得いく理由と手順が示されて、見る人皆の倫理観を逆撫でしない形でノエルの願いを叶える続編、スピンオフをやるための布石だっていうのなら喜んで受け入れるよ。

だけど、なんとなく穏便的な形で取り繕い、ノエルの願いについてはこれにて幕引きを図る為のものなら絶望するだろな。

特にくれぐれも、また「ノエルが話をややこしくしてただけだった」みたいな形で片づけるのはもう勘弁(泣)。

人外設定もだけど、コグレの暗躍についても結局特に何か企んでるわけでもなかった結果

「ノエルは物事をごちゃつかせていた印象しかない」

なんていう悲しい見方も、番組アンチではなく熱心なファンの中に散見してたんで、そういうのはもうこれ以上繰り返されて欲しくないから。

(まあそれの一番の原因は、本来両戦隊にビークルを提供する役目だったのをテコ入れで封じられ、かつ快盗贔屓に「修正」されて製作側の意向で警察への貢献描写も抑えされちゃったからだと思ってるけど)

 

■心配が止まらない

と、ここまで書いて、来週公開の映画の中で実際にどう扱われるのかわからないし、単に今回の紹介を担当したスタッフさんがそういう書き方しただけかもしれないのに、情報が小出しにされるたびに不安になって振り回されて、本当に情けないなと思う。

「会いたがっている」以前にも、そもそもアルセーヌ・ルパンが大きく関わってくると聞いた時点で心配になったし、ノエルの出番が多いと聞いたら聞いたで更に心配になって(汗)。

 

中途半端にノエルの願いが解決されちゃったらどうしよう。

スピンオフ出来ないけど代わりにVSで活躍させるからそれで勘弁って言われたらどうしよう。

本編51話もあったのに解決出来なくて普通なら現行戦隊に使われるはずの尺をノエルにあてるんだとしたらそれはそれで申し訳なくなってしまう。どうしよう。

とか・・・・お祭り企画で出番が多い事にも素直に喜べず疑心暗鬼になるとかどうかしてる(汗)。

 

■未解決放置は辛いよ

たぶん、スタッフさんにとってノエルの願いがどれだけの重要度なのか分からないからってのもあるんだろな。

本編では大事なのはあくまでダブルレッド中心のVSで、ルパン家やコレクションは結局その舞台装置にすぎなかった。その考えは今後も変わらないままなのかな?とか。

実際にそういう見方や理屈もあるのは知ってる。

でも私にとってルパン家の願いは本筋。

百歩譲って「ルパン家だけ」なら舞台装置でもありだとしても、同時に追加戦士というメインキャラの深刻な悲願でもあるから、やっぱり本編の中で解決して欲しかったこと。

なのに放置されたまま、一度は「綺麗に終わった」かのような扱いで、スタッフさんのインタビューも最終回については「素晴らしかった」「大満足」とかで。

じゃあノエルってなんだったの?メインキャラだと思って応援してたけど、そうじゃなくて舞台装置に過ぎなかったの?

ってさんざん疎外感味わって悲しんで1年間過ごした後に、リュウソウジャーVSの紹介が始まった途端

「アルセーヌ・ルパンとはもう再会してるのかな?それとも今回再会するのかな?どうなのかな~?(ちらちらっ)」

って煽られるの、心配になると同時に、釣餌をぶら下げられてるみたいな気持ちにもなって腹立たしいやら、でも見事にそれに反応しちゃうのも悲しいやら。

でもそうやって煽るってことは、やっぱり全然終わってなかったってことなんじゃないの?

 

つくづく、追加戦士はメインキャラであり、そのメインキャラの抱える大きな問題は本編の中でちゃんとケリ付けてから終わって欲しいもんだなと、この1年振り返って骨身に沁みて思うよ。

 

それでも見に行くけどね。

これからも応援すれば何かに繫がるかもと言ったダブルレッドの役者さんの言葉に縋って。

なんて言っても、実際には今回書いたことなんて「何見当違いなこと言ってんだバーカ」って笑われるくらい素晴らしい内容だったらいいなと思う。その時はごめんなさい。

 

新型コロナウイルスの心配

・・・・ってところに、中国武漢から始まった新型コロナウイルスの世界的流行とかやめて本当に。

1月31日、WHOが緊急事態宣言。

 

リュウソウジャーVSルパパトが公開になる来週末の頃、国内での流行はどうなってるんだろう?

レジャーで人がたくさん集まる場所に、心配なく行ける状態をキープ出来てるんだろうか?

ジュウオウVSニンニンの例があるからこれまでは雪の心配してたけど、それどころじゃなくなったりしないかな?

正直、私の中でこっちの心配の比重が日に日に大きくなってる。

 

リュウソウジャーVSルパパトに関してだけじゃなく、小さなお子さんのいるおうちが、家族で安心してお出かけ出来て、思い切り楽しめるのって、これまでの日本では当たり前のことなんだけどいろんな意味で凄く凄く大事なことだよな、と改めて思う。

どうかそれがこれからも守られますように。