キウイXのつぶやき

今はスーパー戦隊関連、特にルパパト関連の呟きその他をまとめたり考察したりしてます。ルパパトのノエルのスピンオフについて二言目にはしつこく要望してます。

仮面ライダーゼロワン20話感想: 今週もキツいから軽め辛めに

スマイルが早々に復活していつもの笑顔を振りまいてお客様第1を貫いてくれたことは良かった。

でも、あれ?販売対決って販売件数対決じゃなかったっけ?と思って前回を見返したら「どれだけ家を売り上げるか」って言ってた。

折れ線グラフも売上金額だから金額が上回っている方の勝ちで良いみたい。

トイネスランキングが玩具の販売数ではなく金額で順位付けしてるようなものか。

ただ時々出てくる棒グラフが件数表示なんで、これが紛らわしかったんだな。

 

勝敗は予算5億円の年老いた富豪の受注を勝ち取れるか、のコンペに持ち込まれる。

スマイルが選んだ物件は、なんかちょっと山の上にあるボロいポツンと一軒家。

前回のあの街中の大豪邸が1740万円で、今回のアクセスも悪そうな山の中のボロ家が2400万円。どういう査定だ(汗)?

う~ん、お客様を思っての提案と言っても、一家を呼ぶには狭すぎるのと、どう見てもアクセス良くないのと、お年寄りの今後の負担を考えるなら、階段を昇らないと玄関に入れない構造はどうかと思う(汗)。

 

もっと高価格な家を売らないと勝負に勝てないから考え直すよう諭す或人を理解出来ないスマイル。お客様が一番笑顔になる家を選ぶようプログラミングされてるんだから仕方ない(本当にその家がベストなのかって疑問はドデカいけど)。

或人はそこで、いたずらに1件の単価を上げるより、じゃあもう1件別のお客様を探してこられないかというアプローチをしてみたらどうだったかな?って気もする。

 

そのボロ家を全面リフォームにやって来た親方に、またしても新屋敷が暴力で妨害だよ。

人間に反撃しないようプログラミングされた無抵抗のヒューマギアへのあからさまな暴力は、やっぱり見ていてキツい。

反撃しないよう訓練された盲導犬への迫害を連想して、ただただ胸糞悪い。

で、親方がマギア化し、新屋敷がレイダーに。

そこに不破さんが来て新屋敷がクジラ野郎に変身するのを見て参戦。

更に天津もやってきて、バルカンのゴリラの力を奪い、親方マギアだけを撃破。

天津が目の前のクジラ野郎には目もくれない。倒した後で不破さんと会話もせずフェイドアウト、というのも、天津に新屋敷のレイダー化を認識させない、または認識するところを見せたくない脚本の都合をひしひし感じて、こちらもモヤモヤする。

 

スマイルの販売を妨害したクジラ野郎は新屋敷だから連行すると告げる不破さんを止めて、勝負の続行まで待ってくれるよう頼む或人。

なんで止めた?

勝負をやめてもお客様のために見つけた家の販売まで中止にするのはおかしいし、むしろ勝負がなくなることで、期限を気にせずリフォームし直すことも出来るのに。

また連行を止めるにしても天津に新屋敷のこれまでの妨害を告げて失格か勝負の仕切り直しを迫るのは或人のやるべき仕事だと思うんだ。妨害の結果実際に負けてるんだし。

或人のやり方はただザイア側の窮地を救っただけで、飛電側には何のメリットもないどころか期限に間に合わないというピンチが残っただけ。

 

まあでも、そのピンチを親方レンジャーが救うってのをやりたかったんだろな。確かにあれは楽しかった(笑)。

修理が期限までに間に合わないところを人数でカバーする。働きっ放しでも休憩もいらない。疲れによるミス、ヒューマンエラーもない。

これこそヒューマギアの最大の強みだし、この世界で必要とされてる一番の要因なんだろな。

 

一方不破さん。

勝負が決する日、新屋敷を見張る最中に、プログライズキーを盗んだ犯人に似たフードの人物に遭遇して追いかける。

実体があるんだかないんだか曖昧な演出が不穏。

惑わされて不破さんもなぜか頭が痛み出してるけど、以前、頭だけ検査しなかったことを思い出して、これまた不穏。

それを振り切るように更に追いかけて暗い通路?に入ったところで衝撃音と何かが倒れる音。どうなったの不破さん!?ってところでCM。

滅が「<今は亡き>我らの仲間」って言ったのは、「現時点では実体がない」って意味だとすると、もしかして不破さんが取り込まれてその実体の役目とか負っちゃったりするんだろうか?

でも家元や新屋敷にレイドライザーを渡せる程度には実体あるよなあ。

正直言って不破さんと滅やこの謎の人物の方がずっと気になるんで、もっとこっちに尺を割いて欲しいくらい。

 

勝負はお客様第1の提案をしたスマイルの勝ち。まあ私が客なら勝負以前に新屋敷の態度の悪さが受け付けなくてアウトなんだけど、それを思うとあのお客様、わりと寛大なんだなと正直思う。

 

負けを認めたくない新屋敷がレイダー化して、久々に或人のシャイニングアサルトホッパーが撃破。

新屋敷が完敗を認めるのはいいけど、いくらザイアスペックとレイドライザーでおかしくなっていたとしても、こいつのやったことが胸糞悪すぎて、「ごめん」の一言もなく許されるようなレベルには思えないから、ここでもモヤモヤする。

さらにそこに天津が現れて、キーを拾い上げたからには何があったか大体把握しているはずなのに、都合の悪いことには一切触れずに「売上額が上回ったから」と一方的に勝利宣言。

或人は反論するなら、金だけじゃないとか笑顔が大事とか以上に主張すべきことがあるだろ。

 

本当ならレイダーの正体という尻尾を不破さんに捕まれた新屋敷はエイムズに連行され、勝負は中止、ザイアは卑怯な手を使ったとみなされ、かつ2人続けてレイダーに変身した事で怪しまれて捜査対象になってもおかしくなかった。

それを止めて勝負続行した或人は、ザイアに大きな貸しを作ったと天津に主張して勝負の仕切り直しを求めてもいいし、ザイアの反則負けを主張しても良いはず。

ちょっと反論した程度で後は言われっ放し、自分が握っている有利なカードを頑張ってくれたヒューマギアのために有利になるよう使おうと考えようとも動こうともしないでむざむざ負ける社長は確かに価値がないと言われても仕方ないかも。そういうところが頼りなさすぎる。

とにかく今の天津の言ったもん勝ち状態をなんとかして欲しい。

 

私、仮面ライダーは戦隊より販促ノルマがめちゃくちゃキツいから物語作るの大変だろうし、あんまり整合性とか求めるのは酷だし極力気にしないようにしてようと思ってた。

だけど、ザイアを勝たせるための展開の持って行き方がどうも、人間側が卑劣だわ、健気なヒューマギアがそのせいで暴走してサウザーに壊されるわ、或人が無力すぎるわでストレスがたまってしまって・・・お仕事勝負、本当にあと3回もやるの?

 

ていうか、そろそろ或人も天津もお仕事勝負より、

・なぜ未だにヒューマギアがマギア化するのか

・なぜザイアスペック装着者が立て続けにレイダー化するのか

って方に真剣に目を向けて取り組んで欲しい。

 

あと唯阿さんも、どう考えても今のポジションのままでは輝けそうにないから、転職なりボスに反旗を翻すなりエイムズに駆け込むなりして、早く立ち位置を変えて欲しいな。

今は打倒飛電の名目で、ボスの悪どさを飲み込みながらロボットのように無表情無機質に振る舞っているんだけど、ヒューマギアより生き生きしていない。

私は3話で一貫ニギローのお寿司を頬張ってテンション上げる姿をいいなと思ったんだけど、あんな風に自分を解放する姿をこの先いつになったら見られるんだろうか。