キウイXのつぶやき

今はスーパー戦隊関連、特にルパパト関連の呟きその他をまとめたり考察したりしてます。ルパパトのノエルのスピンオフについて二言目にはしつこく要望してます。

ルパパト: ランプと月と太陽~ノエルの心象風景っぽく~

身寄りもなく苦しい生活をしていた幼い子供だった頃のノエルさんの心は

真っ暗闇の洞窟に独り閉じ込められてたようなものかと思う

そこにある雨の夜、アルセーヌが手を差し伸べた

「見つけたよ、ノエル」

心の中にほわっとランプが灯った。

 

冷たい雨に濡れなくて良い家

飢えなくて良い食事

ルパン家やギャングラーにまつわる知識の習得

コレクションのエンジニアという重要な仕事

大事にされ必要にされているという思い

 

世間一般の常識とはかけ離れた、閉じた狭く不思議な世界だったけど

暖かい光に包まれて、永遠に幸せに暮らせると思っていた

 

でもある日アルセーヌは殺された

ノエルさんの心の中のランプは取り上げられてまた暗闇に逆戻り

もうこんな暗闇は嫌だ

絶対ランプを取り戻す

 

闇の中でランプを探しあちこち手探りで彷徨ってぶつかって

このままじゃダメだ何とか打開しなきゃと拳が砕けるまで岩盤叩いたら

裂け目が出来て外から光が差した

覗いてみたら目に優しい月

それから朝日

闇に慣れた目には眩し過ぎて最初は直視出来なかった

でもだんだん馴染んで、綺麗だなって思い始めた

 

ただ月と太陽を一緒に見る事は出来ない

欲張りなノエルさんにはそれがちょっともどかしいけど

 

月と太陽を交互に見守り、交互に手元を照らして貰いながら岩盤を崩し続けていたら

裂け目はいつの間にか体が通るくらい大きくなってた

 

身を乗り出して外の世界に踏み出したノエルさんは

今では月と太陽どっちの光もちゃんと全身に浴びていて

もしかしたら本当はもうランプは必要ないのかも

 

でも自分を暗闇から救ってくれたランプの光の暖かさは今も特別だから

今もランプを探してどこまでも歩いているのかな?

月と太陽どっちにも雲がかからないよう祈りながら

ノエルさんはいつまで歩き続けて

どこにたどり着くんだろう

 

 

 

 

(ブログの一部機能が不調で長めの文章が書きにくいので、しばらくは以前呟いた短めのものをちょこちょこ整理していこうかと)