キウイXのつぶやき

今はスーパー戦隊関連、特にルパパト関連の呟きその他をまとめたり考察したりしてます。ルパパトのノエルのスピンオフについて二言目にはしつこく要望してます。

ルパパトの売上: これからも売れる戦隊にな~れ!

バンダイナムコの2019年1-3月期決算が発表された。戦隊は21億円。

4-6月: 14億円

7-9月: 16億円

10-12月: 9億円

1-3月: 21億円

2018年度計:60億円

 2017年度マイナス31億円という厳しい数値になった。

21世紀の戦隊では最低を更新とのこと。それまでは2000年のタイムレンジャー64億円だった。

先週タイムレンジャー1~6話の感想で

 

 あと、香村さんの初メイン:ジュウオウジャー(王道動物ファンタジー戦隊)→ルパパト(大人向け超異色作警察要素あり)という経歴が、小林靖子さんの初メイン:ギンガマンタイムレンジャーを踏襲してるようで、それが余計に小林さんの後継者的印象を持たせているかもしれない。

 

って書いたけど、こういう所まで踏襲しちゃうのか・・・ってのは複雑。

 

要因の多くはルパパトの売上不振によるものって見られるのはもう仕方ない。

 だけど、戦隊の売上=バンダイの出荷額で、年が明けたらプレミアムバンダイを除けば基本的にはもう新戦隊まで出荷はないはずだから、その戦隊の売上を年度で見るのは現実とは合わないんだけどな・・・ってモヤモヤもある。

特にルパパトは3月に例年では2号ロボにあたるパトカイザーも出してるから、4月~翌3月だと例年よりロボが1体少なくなっちゃうんだよ。

ちなみにより実情に近い2018年1~12月の売上は69億円。それでも苦戦した事に変わりはないけど、以前

 

 ルパパトの売上: 下手するとルパンカイザーはルパンマグナムより売れてない?

 https://kiuix.hatenablog.com/entry/2018/11/20/230543

 

 でも書いたように、その要因は

 ・ロボとなりきりを片方の戦隊で揃えるとビークルがダブる売り方

シンカリオンていう戦隊狙い撃ちの最強ライバル

 のダブルパンチも大きいのに、それに加えて実際よりロボ1体少なくなる位置での切り取り方で、最低更新とかまで言われちゃうのはちょっとなあって感じ。

特に脚本の香村さんに関しては、ジュウオウジャーの時も番組の販促ではどうする事も出来ない理由で「数値上は」苦戦してたのに続いてだからホント同情してしまう。これはまた別の記事で書ければと思うけど。

 

現行戦隊としてのルパパトの決算はこんな厳しい結果で完全に終わったけど、一方で大人向けの商品展開はまだ続いてる。

 ルパパトは玩具とは対照的に、プレミアムバンダイでの大人向け商品展開が好調だったように見えていた。小物やアクセサリー等、こまめに再販を繰り返していたけど、番組が終了した後も更に充実してきた印象。

 

・エックスのイメージカラーの財布やキーケース等のシリーズ

・ルパン、パトレンそれぞれでも財布等のシリーズ

・ルパン、パトレン、エックスそれぞれの模様がマークになったポーチやバンダナ等

・7人のイメージカラーのシュシュ

・ルパン、パトレンのマーク入りトートバック

等。

 

デザインが大人っぽく、一見すると子供向け特撮ヒーローのキャラクターグッズとは分からず普段使い出来そうな物が多い。

戦隊って通常は番組終了したら後はFLTやVS関係の商品+αぐらいな感じで、こんなに立て続けにバンバン新商品が発売になるのは珍しいんじゃないかな?

 更にFLTのTシャツも、工藤さんの呼びかけがトレンド入りするくらいの反響を得たのがきっかけでダブルレッド以外のメンバー分も急遽発売された。

 

例えば追加で出たFLTTシャツWレッド以外の6枚が1種類平均千枚売れれば

 

税抜3千円×千枚×6種類=0.18億円

2千枚なら=0.36億円

 

プレミアムバンダイは直接エンドユーザーに出荷だから、この金額がそのまま今年度4-6月の売上に加算される事になるのかな?

世間的には今年度のリュウソウジャーの実績として見られる事になるけど、ロボに換算すると何体分売れた事になるだろか。

 

ルパパトは単年では玩具売上不振で子供人気はイマイチだったと見る人もいる。

でも代わりに大量の大人を掴んだ。映像系やイベント等の動員力にもそれは表れている。

子供は新しい番組に興味が移ればそれまでだけど、大人は他に好きな番組が出来たからと言って好きという気持ちが消えたりしない。好きなものが増えるだけ。

そして親の意向に関係なく好きなものに自由にお金を使える。

 子供番組の癖に子供より大人に受けてしまった事は邪道で放送中の1年間はデメリットの方が大きいんだとしても、番組が終わったらその後は強みに変わるのかもしれないと思った。

 

プレミアムバンダイの怒濤のラインナップ、特に高額お財布シリーズなんかを見ると、そういう大人のファンを本格的にターゲットにし始めたのかなって思う。 

 お財布は、先行したエックスシリーズが再販してるから好評だったのかな?次のは8月発送だから7-9月決算に計上される。

魅力的な大人向け商品がこれからも出るのなら、ルパパトはこんな感じで翌年以降を少しずつ下支えしていける、戦隊としては独自の存在になれるのでは?と思うし、なって欲しいなと思う。

それに今後また大人に人気の戦隊が出てきたら、今度はルパパトの時よりスムーズに大人向けの展開も図れるかもしれない。これから少子化ももっと進む事を考えたらそういうのもありかも。ライダーの方はもうそういう大人向け商品も戦隊より充実してるし。

 で、そういうのって、 スピンオフ作ってコラボ商品出したりした方がより効果的なんじゃないかな。